株式会社張福祉コンサルティング×株式会社日本医療企画と共催し、日本の介護福祉従事者、経営者に向け、アジアを中心とした海外福祉事情を学ぶオンライン視察ツアーを開催します。

これまで張福祉コンサルティングは海外福祉の視察事業を行ってきましたが、コロナウイルスの影響で現地への渡航が困難となったことを背景に、新たなサービスとしてオンラインでの視察ツアーを実施します。張悦がツアー全体のコーディネーターとなり、現地福祉介護専門のコーディネーターとプログラムを作成。今までの福祉セミナーと違い現地の生の声を聞くことができ、臨場感のある情報を得ることできます。


 現在、さまざまな在留制度による多国籍の外国人介護人材が日本の介護現場で働いています。厚生労働省は2025年にさらに約32万人の人材追加が必要になるとしており、今後外国人労働者の受入れが拡大することが予想されています。今回のツアーを通して、技能実習や特定技能など新しい制度、外国人介護人材における最新情報にフォーカスし、外国人介護者本人の意識や教育現場に焦点に置き、外国人介護人材の受入れとサポート、グローバル介護現場の実現に最新情報をお届けします。

 外国人介護人材については、様々な情報が飛び交っています。送り出し国の現地事情を正確に把握していないがゆえに、間違った情報をうのみにしたり、いたずらに不安になったりはしていませんか?コロナ禍で簡単に海外に出ることもできず、ますます現地情報を正確に入手するのが難しくなったかと思います。

  また、日本の介護現場を正確に理解しているかどうかで、外国人介護人材に対する情報の精度が変わってきます。スタートラインである送り出し国での介護教育から、ゴールである日本の介護現場まで一気通貫で、人の流れを見ていくことで、外国人介護人材の全体像が見えてきます。

  BeforeコロナとAfterコロナで、送り出し国も日本も状況がガラリと変わりました。変化の激しい時代にあたって、より現場に近いところから情報を得るのが大切です。外国人介護人材について正しく理解していただけるよう、海外介護教育の最前線から得た現地の一次情報をお伝えします。

お申込み:https://asiajourney202109.peatix.com/

お問い合わせ:jpyueyue@hotmail.com

第4回 張さんと巡るアジア福祉紀行 フィリピン視察ツアー開催しました

第3回 張さんと巡るアジア福祉紀行 韓国編 2021年7月29日 開催しました!

2021年7月29日 天気:晴れ 
ソウルの施設に視察に行ってきました!
介護福祉士の水嶋さんがソウルにある自立型デーサービスを案内。

 

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張さんと巡るアジア福祉紀行3回目 今回は韓国編。

「韓国の介護現場からのお届け

~韓国の自立支援型ディーサービス~ 

㈱ほっとリハビリシステムズが韓国進出した介護施設

コリアディケアセンターリハウォンに尋ねました! 

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韓国ソウルで働いている、介護福祉士の水嶋さんより、韓国の高齢者福祉現状、そしてリアルのデーサービスの風景を紹介してくださいました。

韓国の介護福祉現場紹介だけではなく 参加者の皆さんが韓国にいらっしゃったように 感じてもらえるように
「ミニ韓国語講座」「グルメや文化」についても 紹介されました。もちろん介護の福祉現状も。紹介している最中「まもなくお昼の時間になったのに、お昼の給食はまだ事業者から届いてない」との現地のリアルで発生したことが日本の参加者も情報共有でき、臨場感たっぷりです

いくつか講義やディスカッションのキーワードについて共有します  

「韓国の在宅と施設介護における入浴用具と習慣」

一般な家庭には浴槽があるとない家庭がある。最近お風呂にはいることは若者の中で流行っていて、若い方は好きでやっている方はいるが、高齢者の中ではお風呂に入る習慣がないので、浴槽はただの物置。浴槽を取ってしまうケースもある。浴槽文化はないですが、何回もシャワーを浴びる風習がある。

特殊浴槽は韓国の福祉用具の中にはあります。療養院(介護施設)には使われています。

「韓国にはケアマネジャーの仕事」

韓国はケアマネジャーの職業はない。各施設の社会福祉士がやってます。将来に向けて、ケアマネジャー資格を作る動きがあります。

「韓国における自立支援」

利用者は自立できるように、介護、ケアにおいてなんでもやってあげるではなく、アジア全般共通しているのは親孝行、自己満足に落ちているところがある。日本の介護理念をいかに伝え、実践していくことは課題であり、使命でもある。

 

 

まとめ:
 今回の韓国ツアーを通して、日本の介護が海外への可能性、海外の現場から学ぶ事をできました。韓国、そして世界をより一歩近づいてきました。コロナで自由に渡航できない今こそ、心を開いて受入れ合う、交流することこそ大事なことです。
 現地の利用者の自発的リハビリ、明るい姿も印象強い。利用者たちが互いに励まし、支える姿、日本の介護現場も欲しいものです。
 参加者は日本と韓国の介護施設経営者、介護経営士、社会福祉士、ケアマネジャー、外国人労働者問題の研究者、特定技能受入れ機関の方々、越境交流できました。また皆さんと一緒に学ぶ、交流できることを楽しみです。
参加者の声:

 

日本の場合は介護はあまりに制度化されて、海外の事例を通して問い直す機会となりました、頭を柔軟にする、そしてクリエイティブな発想も。とても良い企画です。

第2回 張さんと巡るアジア福祉紀行 中国編 2021年5月24日 開催しました!

中国の介護施設と人材教育

「中国」地の暮らし、高齢者の素顔や、介護施設のサービスと利用者の状況を動画を通してご紹介します。また、中国介護現場における運営の現状、大学新設「高齢者サービスと保健」学科大学教員の想いなど、オンラインを通して現地とつなぎ、交流します。

視察先:蘇州の介護施設

蘇州工業園区にある高齢者施設に視察します。国外の企業が多く立地しているところにあります。激動の中国高齢者社会、今現地で提供している高齢者入居サービス、地域コミュニティとの連携、その課題と現状、ご紹介します。

現地コーディネーター

日本で留学を終え、現在中国高齢者福祉前線で活躍しているガイドより現地の高齢者施設、最新福祉制度、介護人材の課題教育と日中介護福祉の可能性について交流していきましょう!


開催レポート

日本で留学を終え、現在中国蘇州の高齢者施設で施設長として活躍しているガイド李氏より現地の高齢者施設、現地施設の状況を案内してくださいました。

・入居者の要介護度:

(要介護に認定基準)要支援1~要介護3

・スタッフと入居者の比率:

スタッフ11名 入居者66名 

蘇州市介護施設の高齢者施設の人員配置の規定(スタッフ:入居者)

自立高齢者エリア1:15

要介護エリア:1:6

こちらは地域と施設形態によって変わってきます。例えば、上海市内のグループオームの比率あ1:3となっています。

医療や要介護度が高い利用者の受け入れはまたできていないだそうです。介護専門度と医療人材の育成と受入れあ今後の課題だそうです。

・スタッフの専門性(介護資格所有について):
11名スタッフの中、7名介護資格を所有しています。
※地域によって違います。上海市内の高齢者施設の場合、介護資格所持者は就労条件の一つとなっています※
利用料:現地住民の場合 基本利用料 17,000円/月
                        食事料  9,000円/月
                   介護料   低度 7,000円/月 
                           中度 14,000円/月
                           高度 21,000円/月
他の地域の利用者が利用する場合:基本利用料あ24,000円となります。
                                     視察写真:施設の玄関→

施設部屋部屋スタイル:主に二人一部屋。一人一部屋をご希望されている場合、2倍の利用料を支払う仕組みとなっています。

右の写真は個室の中のシャワールーム。お風呂文化はないので、お風呂や特集浴槽を設置してません。全施設の部屋で、日本の介護施設があまり導入されてない、固定式折り畳み式黄色いシャワーベンチが設置されています。

今まで私あ都市部の施設に数多く訪問しましたが、蘇州地域の施設の訪問は今回初めて、女性の入居者さんが地元(中国南地域の農村)の服装を着られている風景を見て新鮮でした。現場のぬぐもりを感じました。介護施設は生活の場所であること、再認識できました。

また、中国では、地域によって方言の違いが大きい。ガイドの李さん違うところの出身であるため、「最初、蘇州語は全然聞き取れませんでした」と笑いながら言いました。どのようにコミュニケーションをとりましたか?と聞くと、答えは「スマイル」。笑顔はどこでも奇跡な潤滑効果があります。皆さんも忘れずに。

第二部あ中国農村地域における高齢者住環境と介護施設

後半は日本大学博士課程卒業、 現在中国で景観研究所で務めている李氏より、西安における高齢者の地域住宅環境と養護施設整備に関する研究を発表さした。中国では地域によって、高齢者の住環境が変わってきています。李氏は中国西安の地方における高齢者の住宅を調査研究し、日本の介護理念を加え、整理されました。中国地方における高齢者介護の課題と未来を垣間見ることできました。

 

今回は中国地方の介護施設を訪問しました。経済発展が続いている中国、地方、農村にいる高齢者福祉未来ように変化していくのか、考えさせられました。そして、日本に来られている中国の介護技能実習生は中国農村出身の方も多いです。その方たちが育てられた環境もご紹介出来たと思います。日本と中国の福祉度のように循環していくのか、皆さんと一緒に考え、そして話合うことをできて、有意義な時間でした。

今回もご協力をいただきました日本医療企画 中部支社とご参加者の皆さんに感謝を申し上げます。

 

次回は韓国、皆さんのご参加、お待ちしています。

第2回 張さんと巡るアジア福祉紀行 ベトナム編 2021年5月24日 開催しました!

 マンゴの木と風通しが良いガーデンスペース、高齢者たちは朝食が終え、前日が雨で地面が濡れているため、室内で体操をしている穏やかな風景…ツアー開始してからまもなく、ベトナムハノイにあるニャンアイ老人ホームに到着しました。

 ベトナム現地にいる「旅をする介護福祉士」・土橋さんより現地の高齢者施設について生配信を通して見せていただいた後、ベトナム高齢社会の現状とその行方、日本と介護にける社会、人文、制度の違いなど詳しく紹介してくださいました。

 介護に情熱を注ぐ土橋さんは日本の介護サービスとその理念もベトナムのニャンアイ施設に教育、そして実施しています。例えば高齢者の好みと能力によって折り紙や、野菜の栽培など生活の中のリハビリを励んでいます。「国籍関係なく、ちょっとだけ手伝ってあげれば、できるところがたくさんあります。」と土橋さんが笑顔で教えてくれました。

 そして介護技能実習生を目指しているイさん、フエさん、ナナさん現地高齢者施設を案内してくれました。

・介護施設の入居者一日をどのように過ごされているのか

・入浴サービスはどのように実施されているのか

・どんな介護用品を使っているのか

・その際に職員の皆さんどんな配慮されているのか…

について日本語で堂々と紹介してくれました。

 皆さん高齢者介護の仕事への思い、将来の夢(日本で介護のスキルを磨き、将来ベトナムで介護施設を経営したいなど)、画面を通して、リアルに教えてくれました。

 渡航することができない今、オンラインで開催を通して国境を越え、ベトナムにおける現場の課題の共有、相互理解の貴重な時間でした。皆さん、どうもありがとうございました。

張さんと巡るアジア福祉紀行「ベトナム編」参加者の声:

今回は日本国内(岩手、千葉、東京、神奈川、愛知、大阪)とベトナム以外、海外(フィリピン、韓国、中国)「の参加者が見えました。

以下温かいお言葉をいただきました

・コロナ禍でも海外旅行に行き、ベトナムの高齢者施設を見学した気持ちになれる企画内容でした。真面目で謙虚で勉強熱心なベトナム人が日本で学び、母国でその知識と技術を活かせることを願ってます。私たち日本人は、そのために専門性を高め、伝えていくことが求められますね。

・今日は参加させていただきありがとうございました!ベトナム実習生に日本語を教えていることもあり、現地の施設を見学した気分になれて、楽しかったです。エネルギッシュな国ですね。

・今日はありがとうございました。大変勉強になりました。次回もぜひとも参加したいです。

など温かいコメントをいただきましてありがとうございます。

そのほか、コロナで閉塞感のあった気持ちが少し楽になった、ベトナムを意識して素敵なブラウスを着用している方も見えました。

 第3回緊急事態宣言中、外出制限、国境を容易に越えない今、私たちはできることはたくさんあります。これからももより繋がり、学びを場を設けていきたいと思います。

 ベトナムの現地コーディネーター土橋さん、ベトナムハノイにあるニャンアイ老人ホームの皆さん、参加者の皆さん、そして共催の株式会社日本医療企画社にも心より感謝いたします。

張さんと巡るアジア福祉紀行「ベトナム編」予告動画こちらご覧になってください