<PFASを追う>立川市、調査予算案取り下げ 参与報酬で議会難色

2023年10月3日 07時16分
 東京都立川市は2日、同日の市議会定例会で審議される予定だった有機フッ素化合物(PFAS(ピーファス))調査費を含む一般会計補正予算案について、議会側との調整が必要だとして、取り下げたと発表した。
 議会関係者によると、補正予算案のうち、新たに参与2人を置くための報酬312万円について、十分な説明がないなどとして一部の会派が難色を示したという。同予算案には、多摩地域の地下水からPFASが高濃度で検出されている問題を踏まえ、酒井大史市長が市長選の公約に掲げていた市内の井戸水の調査費64万3千円が盛り込まれていた。酒井市長は「今議会中に再度提案したいと考えている」としている。
 予算案は市が9月27日に市議会に送付。今月2日の本会議に上程され、審議される予定だった。(岡本太)

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