14歳の少年アーロンは同い年の元恋人を射殺し遺体を遺棄し、仮釈放なしの終身刑判決が下る。しかし18歳未満への絶対的終身刑の必要的科刑を違憲とした2012年の連邦最高裁の判断により再審の機会を得る。22歳となったアーロン本人や関係者の、再審をめぐるそれぞれの胸中を追う。
ATMを利用した24歳のクリストファーは、車に戻るところを4人の少年たちに射殺される。犯人グループの1人で15歳のカーティスは、殺人とみなされ仮釈放なしの終身刑となるが、時を経て再審の機会を得る。実際に被害者を手に掛けたわけではないカーティスに下される判決とは?
17歳のプレストン・シェイバースは友人2人と強盗を計画し、青年クリストファーを射殺してしまう。仮釈放なしの終身刑となったプレストンだが、幼少期からひどい虐待を受け続けた過去を持っていた。過去のトラウマを考慮され、迎えた再審ではどのような判決が下されるのか?
15歳で恋人の両親を銃撃したボビー。両親による交際反対が動機だと思われたが、驚くべき真相が明らかに。刑務所の中で41歳になった彼は反省の弁を述べ、絶対的終身刑の判決再考を求めて弁護を依頼する。母と兄弟もボビーの帰りを待ち続けるが、果たして請求は認められるのだろうか?
集団強盗強姦事件で15歳のブランドンに141年の刑期が科されたが、「未成年者による非殺人の場合の絶対的終身刑は違憲」とした最高裁の判例をもとに再審を請求する。事件から17年後の再審で、被害者が依然として長期収監の重要性を訴える一方、加害者の状況についても関心を寄せる。
15歳のジェームスは継母と3人の弟を散弾銃で殺し、証拠隠滅のために放火。現在は仮釈放なしの終身刑で服役している。今も癒やされない被害者の姉妹の悲しみ、ジェームスの父の複雑な心情を交えながら犯行に及んだ動機が明かされていく。そして精神鑑定の結果をもとに仮釈放の許否が問われる。
イーライ・ホルツマン
プロデューサー
アーロン・サイドマン
ピーター・ログレコ
ジョシュア・ロフェ
エレーヌ・フロンタン・ブライアント