子どもが購読している読売中高生新聞で、本書が紹介されていたため、購入しました。
一時保護所に勤務していた経験があり、それなりの知識はありましたが、社会的養護の現状が詳しく分かりやすく説明されており、社会的養護に関する良書だと思います。
この分野に関わっている方にも、そうでない方にも読んでいただきたい一冊です。
余談ですが、当事者活動の難しさについてのワトソンさんとのBreak talkが特に印象に残りました。
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児童養護施設という私のおうち――知ることからはじめる子どものためのフェアスタート 単行本 – 2021/12/9
田中れいか
(著)
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購入オプションとあわせ買い
児童養護施設=「かわいそう」はもう古い!
児童養護施設をアップデートする、あたらしい「社会的養護」入門
「休日は何してるの?」 「おこづかいはもらえるの?」 「親とは会うの?」
施設のリアルな生活、進学事情、親との交流、退所後の課題など、わかりやすく解説。
児童養護施設職員、学校教員、行政……子どもに関わる人の声もあつめました!
◎世田谷区長 保坂展人さん×田中れいか 特別対談収録
★はじめに より
こんにちは。私は「児童養護施設」出身者でモデルの田中れいかと申します。
この本は、私の生い立ちを通して、児童養護施設にいる子どもたちと「社会的養護」について、知ってもらうことを目的としています。
私は、7歳から18歳までの11年間、児童養護施設で暮らしていました。
一般的には、子どもは家庭で暮らしていますよね。両親がいる子、ひとり親の子、親戚や祖父母と暮らす子、いろんな家庭がありますが、決まった大人(保護者)と一緒のお家に住んでいる子が多いと思います。
私の場合は、血のつながりのない人たちと、児童養護施設をおうちとして、集団生活をしていました。
児童養護施設にはさまざまな事情で家族と暮らすことのできない子どもたちが生活しています。日々の生活をともにする大人たちは、施設の職員たちです。
このように、事情があって親元で暮らすことが難しい子どもたちを国の公的責任で保護・養育し、その家庭に対して支援することを「社会的養護」といいます。
私はそのような子どもたちについて知ってもらうべく、児童養護施設や社会的養護について、当事者として自分の経験を話したり、施設側の思いを聞き取ってメディアやSNSで発信したり、講演会で啓発する活動をしています。
大学や企業などいろんな場所で話をしていますが、「シセツ? あっ! ドラマで見たことがあります! 」「たくさんの子どもが暮している大きな家みたいな感じかな」など「児童養護施設」と聞くと、みなさんなにかしらリアクションをしてくれます。テレビドラマや小説の舞台として見聞きする機会もあり、知識やイメージをなんらか持っているようです。
次の質問をしてみます。
「すごい! 知ってくれているんですね! じゃあ、他にはなにか知っていることはありますか?」と聞くと、途端に「……で、え~っと?」「う~ん……きっと 難しい問題があるんだろうな(ゴニョゴニョ)」など、その次の言葉や知識はなかなか出てきません。
「なるほど。児童養護施設って、みんな知っているけど、実は知らないんだな」というのが、私の感想です。
言葉だけでいうと認知度は100%、でも意味や具体的なことについては……認知度10%以下、というところでしょうか。
とはいえ、1990 年代頃より、悲ひ 惨さんな児童虐ぎゃく待たいや性暴力など子どもたちをとりまく辛い現実が報道によって知られることとなり、現在にいたるまで社会の関心はとても高くなっていると思います。
この活動をしていると、「私にできることないかな?」と支援を申し出てくれる人たちも少なからずいらっしゃいます。
そんなとき、「自分の子どもでなくても、子どもたちに心を寄せている人がいるんだ」とうれしくなります。
このように気にしてくれる人は少なからずいるのに、知識はあまり広がらないのはなぜなのでしょうか。
活動をしていてしばらくたった頃、ふと気がついたことがあります。
それは、いままで児童養護施設や社会的養護を知らなかった人が気軽にアクセスできる情報源がすくないということです。あまり知らない人から関係者まで、みんながともに考え、意見交換をするための「資源」が圧倒的に足りないのではないか、と思ったのです。
詳細な分析やデータが並ぶ書籍や研究は膨大にあります。しかし、専門書や専門誌、論文は最初のとっかかりとしてハードに感じる人もいるでしょう。児童養護施設や職員が発行している手記や実践記録もあります。熱心ですばらしいものがたくさんあるのですが、制度をふくめた全体的な輪りん郭かくは捉えづらいかもしれません。
この活動をはじめるときに、たくさんの福祉関連の書籍を読んできましたが、「これを読んだら、施設についての全体を知ることができた」という入門書がなく、私自身とても苦労したことを思い出しました。
そこで、詳細でなくてもざっくりと知りたいという方に、私のライフストーリーを読み物としてたどりながら、「児童養護施設」について知っていただけるようなコンテンツをつくらなければ! と思い立ち、このような本をつくりました。
役に立ちたい、知りたいという気持ちがあっても、どうしたらいいかわからないという人が大勢いらっしゃいます。そんな人が、実際の生活や具体的なケースを知ることで、自分の頭の中の「児童養護施設」というイメージを超えていくお手伝いができればと思います。
そうすれば、児童養護施設への理解につながり、子どもたちが安心して成長できる社会へとつながると信じています。また、ボランティアに参加してみたいな、と思っている人の背中を押すことができたらな、とも思っています。
この本は、私にとってはじめての、1冊目の本です。
どんな人が、どんな風に読んでくれるんだろう。
その出会いは、これからどんな未来につながっていくんだろう。
そう思うと、とてもドキドキします。
みなさんに、児童養護施設で育つということはどういうことなのか、課題や問題はあるのか、どんな支援をしたらいいのか、社会にとってどんな意味があるのかなど、まずは知って一緒に考えていただけるとうれしいです。
この本が、みなさんと児童養護施設をつなぐ「第一歩」になれることを願います。
児童養護施設をアップデートする、あたらしい「社会的養護」入門
「休日は何してるの?」 「おこづかいはもらえるの?」 「親とは会うの?」
施設のリアルな生活、進学事情、親との交流、退所後の課題など、わかりやすく解説。
児童養護施設職員、学校教員、行政……子どもに関わる人の声もあつめました!
◎世田谷区長 保坂展人さん×田中れいか 特別対談収録
★はじめに より
こんにちは。私は「児童養護施設」出身者でモデルの田中れいかと申します。
この本は、私の生い立ちを通して、児童養護施設にいる子どもたちと「社会的養護」について、知ってもらうことを目的としています。
私は、7歳から18歳までの11年間、児童養護施設で暮らしていました。
一般的には、子どもは家庭で暮らしていますよね。両親がいる子、ひとり親の子、親戚や祖父母と暮らす子、いろんな家庭がありますが、決まった大人(保護者)と一緒のお家に住んでいる子が多いと思います。
私の場合は、血のつながりのない人たちと、児童養護施設をおうちとして、集団生活をしていました。
児童養護施設にはさまざまな事情で家族と暮らすことのできない子どもたちが生活しています。日々の生活をともにする大人たちは、施設の職員たちです。
このように、事情があって親元で暮らすことが難しい子どもたちを国の公的責任で保護・養育し、その家庭に対して支援することを「社会的養護」といいます。
私はそのような子どもたちについて知ってもらうべく、児童養護施設や社会的養護について、当事者として自分の経験を話したり、施設側の思いを聞き取ってメディアやSNSで発信したり、講演会で啓発する活動をしています。
大学や企業などいろんな場所で話をしていますが、「シセツ? あっ! ドラマで見たことがあります! 」「たくさんの子どもが暮している大きな家みたいな感じかな」など「児童養護施設」と聞くと、みなさんなにかしらリアクションをしてくれます。テレビドラマや小説の舞台として見聞きする機会もあり、知識やイメージをなんらか持っているようです。
次の質問をしてみます。
「すごい! 知ってくれているんですね! じゃあ、他にはなにか知っていることはありますか?」と聞くと、途端に「……で、え~っと?」「う~ん……きっと 難しい問題があるんだろうな(ゴニョゴニョ)」など、その次の言葉や知識はなかなか出てきません。
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言葉だけでいうと認知度は100%、でも意味や具体的なことについては……認知度10%以下、というところでしょうか。
とはいえ、1990 年代頃より、悲ひ 惨さんな児童虐ぎゃく待たいや性暴力など子どもたちをとりまく辛い現実が報道によって知られることとなり、現在にいたるまで社会の関心はとても高くなっていると思います。
この活動をしていると、「私にできることないかな?」と支援を申し出てくれる人たちも少なからずいらっしゃいます。
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そうすれば、児童養護施設への理解につながり、子どもたちが安心して成長できる社会へとつながると信じています。また、ボランティアに参加してみたいな、と思っている人の背中を押すことができたらな、とも思っています。
この本は、私にとってはじめての、1冊目の本です。
どんな人が、どんな風に読んでくれるんだろう。
その出会いは、これからどんな未来につながっていくんだろう。
そう思うと、とてもドキドキします。
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この本が、みなさんと児童養護施設をつなぐ「第一歩」になれることを願います。
- 本の長さ202ページ
- 言語日本語
- 出版社(株)旬報社
- 発売日2021/12/9
- 寸法12.7 x 1.3 x 18.8 cm
- ISBN-104845117312
- ISBN-13978-4845117314
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出版社からのコメント
田中れいかさん発!
Ready for にてクラウドファンディングに挑戦中「児童養護施設についての入門書を出版! 本を届けて、理解を広げたい! 」子ども支援団体や学校、施設に本をプレゼントする啓発プロジェクトに取り組みます。
https://readyfor.jp/projects/book-donate
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著者について
1995 年生まれ。親の離婚をきっかけに、7歳から18 歳までの11 年 間世田谷区にある児童養護施設「福音寮」で暮らす。退所後は駒沢女 子短期大学保育科へ進学。その後、モデルの道へ。ミスユニバース 2018茨城県大会準グランプリ・特別賞受賞。モデル業のかたわら、 自らの経験をもとに、親元を離れて暮らす「社会的養護」の子どもたちへの理解の輪を広げる講演活動や情報発信をしている。2020 年4 月社会的養護専門情報サイト「たすけあい」・社会的養護専門たすけあいch(Youtube)を創設。Youtube 人気動画は16 万回再生を突破。 2020 年12 月より、児童養護施設や里親家庭から進学する子たちの 受験費用をサポートする団体、一般社団法人ゆめさぽ代表理事に。ことな協会代表。NPO 法人プラネットカナール 広報担当。
■田中れいかホームページ https://tanakareika.jimdofree.com/
■田中れいかブログ https://ameblo.jp/tanaka-reika124/
■田中れいかTwitter @tanaka_reika
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登録情報
- 出版社 : (株)旬報社 (2021/12/9)
- 発売日 : 2021/12/9
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 202ページ
- ISBN-10 : 4845117312
- ISBN-13 : 978-4845117314
- 寸法 : 12.7 x 1.3 x 18.8 cm
- Amazon 売れ筋ランキング: - 48,952位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 575位福祉 (本)
- カスタマーレビュー:
イメージ付きのレビュー

5 星
児童養護施設についてわかりやすく学べる
著者の児童養護施設出身者の実体験から、何故入所することになったのか、その生活はどういったものなのか、どんな想いだったのか、わかりやすく自伝として描かれている部分と、データなどを元にして学べる部分、「社会的養護について何かしたい」と思っている人に対していくつかの選択肢の提示など、社会的養護を学ぶ入門書としてわかりやすく学べました。あとがきに、「社会的養護とは、保護者のいない児童や保護者と一緒にいることができない児童を社会が保護して、困難を抱えている家庭とその子どもに支援をすること」です。「子どもの最善の利益のために」「社会全体で子どもを育む」ことが社会的養護の理念です。痛ましい虐待や親の不仲など保護者の責任を糾弾しがちですが、社会で子ども育てるというに「公共の責任」もあると思ってます。公共の責任とは、国や行政はもちろんなのですが、私たちも含まれています。というくだりを読み、いち社会人として自分にできることから行動していこうと思いました。
フィードバックをお寄せいただきありがとうございます
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申し訳ありませんが、レビューを読み込めませんでした
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
レビューのフィルタリング中に問題が発生しました。後でもう一度試してください。
2021年12月24日に日本でレビュー済み
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じっくり読ませていただいて感じたのは「れいかさんは背負ってきた経験を後輩たちや周囲の大人に伝えることで、優しく重荷を降ろそうとしているのかな」ということです。
最後の方に書かれていたお父さんを許そうと思った、私がお母さんを超えたと思った、という言葉はなかなか言えることではないと思います。
正直、児童養護施設の実態はまだまだよく分からないけれど(簡単に分かった気になってはいけないと思う)、れいかさんがたくさんのいい大人たちに囲まれて、集団生活の中で様々な体験を吸収されてきたことだけは良く分かりました。
(もちろん、本書はとても分かりやすかったです)
先日の対話でも直接質問させていただきましたが、僕自身も訪問先の学校でひょっとしたら施設出身の子どもたちに出会っているかもしれない。だけど余計な偏見を持たず普通に接していきたいと思いました。
最後に、(ジャンルはちがうかもしれませんが)自分の経験をエッセンスに、それを1人でも多くの方の自分事=身近な存在 として発信していく、という意味では同志かな^ ^なんて勝手ながら思っています。
ともに生きやすい社会を作っていきましょう。
さらなるご活躍をお祈りします✨
最後の方に書かれていたお父さんを許そうと思った、私がお母さんを超えたと思った、という言葉はなかなか言えることではないと思います。
正直、児童養護施設の実態はまだまだよく分からないけれど(簡単に分かった気になってはいけないと思う)、れいかさんがたくさんのいい大人たちに囲まれて、集団生活の中で様々な体験を吸収されてきたことだけは良く分かりました。
(もちろん、本書はとても分かりやすかったです)
先日の対話でも直接質問させていただきましたが、僕自身も訪問先の学校でひょっとしたら施設出身の子どもたちに出会っているかもしれない。だけど余計な偏見を持たず普通に接していきたいと思いました。
最後に、(ジャンルはちがうかもしれませんが)自分の経験をエッセンスに、それを1人でも多くの方の自分事=身近な存在 として発信していく、という意味では同志かな^ ^なんて勝手ながら思っています。
ともに生きやすい社会を作っていきましょう。
さらなるご活躍をお祈りします✨
2021年12月21日に日本でレビュー済み
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まず、著者の半生が半分近く盛り込まれており、人柄が優れていて、才能に溢れていて、魅力がいっぱいだということに気付いた。今著者がこれだけ輝いているのも納得できる。
そして、ところどころ織り交ぜられた社会的養護に関するデータは支援者には再確認。初めて読む方にも丁寧にわかりやすくまとめられているので入門書としても秀逸。
本書レビュで私が特筆したいことは…
個人差もや境遇の差、施設の差もあるだろうが、この歳の子ども達はどんな目線で世界を見ているのか、施設で暮らす子どもたちのリアルを知るという意味でも勉強になった。
里子としてうちに来た子ども達はどんな目線で私達里親や施設での生活を見ていたのか、著者の年齢ごとの出来事や気持ちを丁寧に編み込んでいるので、この本を読みながら我が子の年齢と対比させ、これまでの行動を思い返してみて気付かされることも多かった。
同じ感覚は施設の職員さんでも、今施設の子たちと向かい合う学校の先生でも、児相職員でも当てはまるだろう。当事者によってしっかりまとめられた体験談なので、関わる大人全てにきっと気付きを与えてくれる。
そして、何より大切だと感じたのが夢を描いたこと。夢は自由に描ける。しかし、自分の境遇のために後ろ向きになると人は自由な夢を描けないと私は思う。
私達は人の境遇を見ては「かわいそうな人」と決めつけてラベリングしようとする。しかし、その決めつけが当事者を「かわいそうな人」にしてしまうこともあると感じていた。
しかし本来、それまでの境遇がどんなであれ、彼らの可能性は無限に広がっているはず。どのように著者が自分の輝きを放てるようになったのか。
それがわかれば、一緒に夢を描き、可能性に胸を踊らせ、成長を喜んであげられるようになるヒントがみえてくるだろう。そこにもうかわいそうなんて言葉は似合わなくなると確信する。
この本がこれからの時代の社会的養護のもう一つの柱になるだろう。彼女の発信は生き方のモデルケース。子どもたちの未来のために明るく発信してくれる著者には共感する。動きを起こし形にしてくれた彼女に感謝してるし、その行動力に尊敬する。彼女をみていてかわいそうなんて言葉は似合わない。人として、女性としてカッコいい。支援者が、社会全体がこんな彼女の人生から児童養護への認識をアップデートできたらいいと感じる。
そして、ところどころ織り交ぜられた社会的養護に関するデータは支援者には再確認。初めて読む方にも丁寧にわかりやすくまとめられているので入門書としても秀逸。
本書レビュで私が特筆したいことは…
個人差もや境遇の差、施設の差もあるだろうが、この歳の子ども達はどんな目線で世界を見ているのか、施設で暮らす子どもたちのリアルを知るという意味でも勉強になった。
里子としてうちに来た子ども達はどんな目線で私達里親や施設での生活を見ていたのか、著者の年齢ごとの出来事や気持ちを丁寧に編み込んでいるので、この本を読みながら我が子の年齢と対比させ、これまでの行動を思い返してみて気付かされることも多かった。
同じ感覚は施設の職員さんでも、今施設の子たちと向かい合う学校の先生でも、児相職員でも当てはまるだろう。当事者によってしっかりまとめられた体験談なので、関わる大人全てにきっと気付きを与えてくれる。
そして、何より大切だと感じたのが夢を描いたこと。夢は自由に描ける。しかし、自分の境遇のために後ろ向きになると人は自由な夢を描けないと私は思う。
私達は人の境遇を見ては「かわいそうな人」と決めつけてラベリングしようとする。しかし、その決めつけが当事者を「かわいそうな人」にしてしまうこともあると感じていた。
しかし本来、それまでの境遇がどんなであれ、彼らの可能性は無限に広がっているはず。どのように著者が自分の輝きを放てるようになったのか。
それがわかれば、一緒に夢を描き、可能性に胸を踊らせ、成長を喜んであげられるようになるヒントがみえてくるだろう。そこにもうかわいそうなんて言葉は似合わなくなると確信する。
この本がこれからの時代の社会的養護のもう一つの柱になるだろう。彼女の発信は生き方のモデルケース。子どもたちの未来のために明るく発信してくれる著者には共感する。動きを起こし形にしてくれた彼女に感謝してるし、その行動力に尊敬する。彼女をみていてかわいそうなんて言葉は似合わない。人として、女性としてカッコいい。支援者が、社会全体がこんな彼女の人生から児童養護への認識をアップデートできたらいいと感じる。
2021年12月14日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
著者の児童養護施設出身者の実体験から、何故入所することになったのか、その生活はどういったものなのか、どんな想いだったのか、わかりやすく自伝として描かれている部分と、
データなどを元にして学べる部分、「社会的養護について何かしたい」と思っている人に対していくつかの選択肢の提示など、社会的養護を学ぶ入門書としてわかりやすく学べました。
あとがきに、
「社会的養護とは、保護者のいない児童や保護者と一緒にいることができない児童を社会が保護して、困難を抱えている家庭とその子どもに支援をすること」です。「子どもの最善の利益のために」「社会全体で子どもを育む」ことが社会的養護の理念です。
痛ましい虐待や親の不仲など保護者の責任を糾弾しがちですが、社会で子ども育てるというに「公共の責任」もあると思ってます。
公共の責任とは、国や行政はもちろんなのですが、私たちも含まれています。
というくだりを読み、いち社会人として自分にできることから行動していこうと思いました。
データなどを元にして学べる部分、「社会的養護について何かしたい」と思っている人に対していくつかの選択肢の提示など、社会的養護を学ぶ入門書としてわかりやすく学べました。
あとがきに、
「社会的養護とは、保護者のいない児童や保護者と一緒にいることができない児童を社会が保護して、困難を抱えている家庭とその子どもに支援をすること」です。「子どもの最善の利益のために」「社会全体で子どもを育む」ことが社会的養護の理念です。
痛ましい虐待や親の不仲など保護者の責任を糾弾しがちですが、社会で子ども育てるというに「公共の責任」もあると思ってます。
公共の責任とは、国や行政はもちろんなのですが、私たちも含まれています。
というくだりを読み、いち社会人として自分にできることから行動していこうと思いました。

著者の児童養護施設出身者の実体験から、何故入所することになったのか、その生活はどういったものなのか、どんな想いだったのか、わかりやすく自伝として描かれている部分と、
データなどを元にして学べる部分、「社会的養護について何かしたい」と思っている人に対していくつかの選択肢の提示など、社会的養護を学ぶ入門書としてわかりやすく学べました。
あとがきに、
「社会的養護とは、保護者のいない児童や保護者と一緒にいることができない児童を社会が保護して、困難を抱えている家庭とその子どもに支援をすること」です。「子どもの最善の利益のために」「社会全体で子どもを育む」ことが社会的養護の理念です。
痛ましい虐待や親の不仲など保護者の責任を糾弾しがちですが、社会で子ども育てるというに「公共の責任」もあると思ってます。
公共の責任とは、国や行政はもちろんなのですが、私たちも含まれています。
というくだりを読み、いち社会人として自分にできることから行動していこうと思いました。
データなどを元にして学べる部分、「社会的養護について何かしたい」と思っている人に対していくつかの選択肢の提示など、社会的養護を学ぶ入門書としてわかりやすく学べました。
あとがきに、
「社会的養護とは、保護者のいない児童や保護者と一緒にいることができない児童を社会が保護して、困難を抱えている家庭とその子どもに支援をすること」です。「子どもの最善の利益のために」「社会全体で子どもを育む」ことが社会的養護の理念です。
痛ましい虐待や親の不仲など保護者の責任を糾弾しがちですが、社会で子ども育てるというに「公共の責任」もあると思ってます。
公共の責任とは、国や行政はもちろんなのですが、私たちも含まれています。
というくだりを読み、いち社会人として自分にできることから行動していこうと思いました。
このレビューの画像

2021年12月15日に日本でレビュー済み
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Yahooニュースで筆者の記事を目にして、思い立って購入。
自分の知らない児童養護施設のことを知れたこと。そこで育って、前向きにひた向きに生きている存在を知れたこと。まだまだ残る偏見を失くそう、少しでも後輩に良い環境を築こうと、頑張っている筆者を知れたこと。
私は読んで良かったし、まずは伝える、そこから輪を広げる、という筆者の思いを感じとることができました。
この本の意義は確かにあると、私は思います。
自分の知らない児童養護施設のことを知れたこと。そこで育って、前向きにひた向きに生きている存在を知れたこと。まだまだ残る偏見を失くそう、少しでも後輩に良い環境を築こうと、頑張っている筆者を知れたこと。
私は読んで良かったし、まずは伝える、そこから輪を広げる、という筆者の思いを感じとることができました。
この本の意義は確かにあると、私は思います。
2021年12月15日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
はじめに の中で、筆者は「これを読んだら、施設について全体を知ることができたという入門書がなく、私自身とても苦労したことを思い出しました。」と語っています。
私も同感でした。本それぞれにいろんな課題が語られているのですが、施設について全体を知ることのできる本は確かに無かったように思います。
ご自身の経験に基づいて、とても平易にわかりやすく書かれているので、読んだ方は驚かれるかもしれませんが、私は素直に感謝しています。
児童養護施設には、地域との連携(特に子どもの通う学校との)が今後より必要とされていますが、筆者が育った福音寮はとても進んだ施設だったようです。
全国の児童養護施設がそうなってほしいとの思いから、子どもたちへの偏見をなくすため、クラウドファンディングでこの本を学校などに届ける活動を計画されていて、すでに第一目標額を達成されているようです。
児童養護に興味をお持ちの多くの方がこの本を読んでいただくことを、私も願っています。
私も同感でした。本それぞれにいろんな課題が語られているのですが、施設について全体を知ることのできる本は確かに無かったように思います。
ご自身の経験に基づいて、とても平易にわかりやすく書かれているので、読んだ方は驚かれるかもしれませんが、私は素直に感謝しています。
児童養護施設には、地域との連携(特に子どもの通う学校との)が今後より必要とされていますが、筆者が育った福音寮はとても進んだ施設だったようです。
全国の児童養護施設がそうなってほしいとの思いから、子どもたちへの偏見をなくすため、クラウドファンディングでこの本を学校などに届ける活動を計画されていて、すでに第一目標額を達成されているようです。
児童養護に興味をお持ちの多くの方がこの本を読んでいただくことを、私も願っています。
2021年12月12日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
が、文章が幼いかな、他人の暮らしも、幸せも体験してないから、わからない、比べるものではないけど、わたしには響かなかった
2022年6月9日に日本でレビュー済み
児童養護施設は関係者以外にはなかなか実態を知る機会が得られにくい施設です。
特に入所されている方に対して接見を禁止されているにも拘わらず接触しようと
する親からの保護などもその理由になります。
そのような一般に理解されにくい児童養護施設の具体的な生活や支援の在り方が
分かりやすく、かつ実体験に基づいて書かれている本書は大変に意義のあるものです。
私が個人的に仕事上で接した児童養護施設は大変に冷たい施設で、特に18歳以降の
退所後に関心がありませんでした。
また、障害のある入所者への理解も不十分で、過大な要求がなされていました。
その結果、障害のある退所者のほとんどがドロップアウトして、健全な社会生活が
できない状態になりました。
児童養護施設の理解が進み、多くの社会的支援を得てそのような状況が改善される
ことは大切と考えます。本書はその一助となるでしょう。
また、児童養護施設や児童相談所に対して「こどもを取られた」という意識で反感を
持つ親も存在します。自分の身勝手で子供の人生を翻弄してしまうような親が多く
存在することも事実で、社会的養護を必要とする児童に十分な支援ができる体制が
できればよいと改めて思いました。
児童養護施設にいる子供たちにとって、田中さんはひとつのロールモデルとなるでしょう。
「こんなおとなになりたい」という人が存在することはとても大切なことです。
特に入所されている方に対して接見を禁止されているにも拘わらず接触しようと
する親からの保護などもその理由になります。
そのような一般に理解されにくい児童養護施設の具体的な生活や支援の在り方が
分かりやすく、かつ実体験に基づいて書かれている本書は大変に意義のあるものです。
私が個人的に仕事上で接した児童養護施設は大変に冷たい施設で、特に18歳以降の
退所後に関心がありませんでした。
また、障害のある入所者への理解も不十分で、過大な要求がなされていました。
その結果、障害のある退所者のほとんどがドロップアウトして、健全な社会生活が
できない状態になりました。
児童養護施設の理解が進み、多くの社会的支援を得てそのような状況が改善される
ことは大切と考えます。本書はその一助となるでしょう。
また、児童養護施設や児童相談所に対して「こどもを取られた」という意識で反感を
持つ親も存在します。自分の身勝手で子供の人生を翻弄してしまうような親が多く
存在することも事実で、社会的養護を必要とする児童に十分な支援ができる体制が
できればよいと改めて思いました。
児童養護施設にいる子供たちにとって、田中さんはひとつのロールモデルとなるでしょう。
「こんなおとなになりたい」という人が存在することはとても大切なことです。