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現状分析→価値開発→仕様化&テスト設計の展開事例解説(3回シリーズ)_概説

kitanosirokuma
December 16, 2021

 現状分析→価値開発→仕様化&テスト設計の展開事例解説(3回シリーズ)_概説

2021/12/9・15・21に開催した「現状分析→価値開発→仕様化&テスト設計の展開事例解説(3回シリーズ)」の1回目で解説した概説資料です。
当事例の問題意識、RFPによる新システム化の問題点など。
https://sapidcasestudy.connpass.com/event/229458/

kitanosirokuma

December 16, 2021
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Transcript

  1. 新図書館システム 既存図書館システム IT System As-isシステム可視化 RDRA 【神崎】 Vision Mission Concept

    IT Specification IT Requirement Value Outcome Result Operation To-beシステム可視化 RDRA 【神崎】 価値 要件 仕様 To-beシステム 仕様化with Test 【水野】 4 As-is業務・事業可視化 SaPID 【安達】 To-be業務・事業開発 SaPID 【安達】 当アプローチの全体像 As-is To-be Copyright © Kenji Adachi / Software Quasol, All Rights Reserved ① 回 目 ② 回 目 ③ 回 目
  2. よくありがちなRFP (発行: Z市図書館) 1.本書の目的 この提案依頼書(Request For Proposal:以下、RFPとする)は、Z市図書館シス テムによる図書館運営の効果・効率改善の提案を依頼するためのものである。 2.背景 現在のZ市図書館システムは、1998年に初度リリースされた。

    当時としては画期的なバーコードリーダを活用した受付機能や会員カード発行機 能などを備えているが、これら基本機能・使用機器は変えずにこれまで多くの改 修を重ねてきた。 20数年が経過して、老齢者の増加等の人口動態やIT技術動向と市民浸透度、およ び地域における図書館の位置づけが変化している。 8 Copyright © Kenji Adachi / Software Quasol, All Rights Reserved
  3. RFPをそのまま鵜呑みにして開発する? • 依頼者は「わかっているようでわかっていない」ことも • 要件がなかなか決まらない、開発過程で要件や仕様がコロコロ変わる。 • 依頼者はRFPに何を書いてよいかわからないことも多い。 • 既存システムを保守・運用しているベンダーがRFPを代筆している場合 もある。

    • 流行言葉の列挙、一般論で固めた「それっぽい&よくあるRFP」やベ ンダーが有利になる歪んだRFPを書くことも多い。 • 図書館システムのRFPでは、「図書館システムの課題」は書かれるが 「図書館の課題」は書かれないことも多い。 • RFPや依頼者の指示の背景に何があるのか?そして本当に求め られることは何か?を読み解き、関係者で共有して開発をすす める必要がある。 11 Copyright © Kenji Adachi / Software Quasol, All Rights Reserved