ホロライブに関する不祥事の一覧単語

• 無許諾配信問題
• あつまれどうぶつの森の収益化に関する事実と反する報告
• カバー株式会社マーケティング本部長による問題発言
• 無許諾配信問題に対するホロライブ関係者の反応
• ゴーストトリック実況プレイ配信の権利者削除
• 権利者削除に対するカバー株式会社の対応と関係者の反応
• 戌神ころねの意図的な権利侵害発言の抜粋
• 白上フブキの不適切言動の抜粋
• 谷郷カバー株式会社CEOの不適切発言問題
• カバーHP企業理念剽窃疑惑問題
• ホロライブ中国責任者を巡る一連の問題
• クイズ企画配信におけるチベット問題
• 友人Aの不適切言動問題
• 常闇トワの問題行動に対する運営の対応
• カバー関係者による夜空メルのストーカー被害
• YouTubeメタタグ問題
• 登録者数マイルストーン問題
• 建築王サポーター放置問題
• 赤十字マーク使用問題
• ホロライブ5期生魔乃アロエ問題
• 「誹謗中傷行為に関する通報窓口」の記載に関する問題
• bilibiliにおける配信権限剝奪に関連する公式声明問題
• マインクラフト職業問題発言
• がうるぐらエモートトレパク問題
• 日清食品カレーメシコラボ楽曲問題
• 森美声ペルソナ3問題
• ホロライブスタッフによるモデレーター誤登録問題
• 関連動画
• 関連リンク
• 関連項目
• 脚注

この記事は現在申し立てにより掲示板が閉鎖されています。 申し立てについてはインフォメーションでご確認下さい。

この項目は現在進行中の事象を取り上げています。 今後、事態の進展によって記事の内容が増補、改訂される場合があります。

【白紙化禁止】 この記事は白紙化された事があります。 記事の著作権は投稿された時点で株式会社ドワンゴに移ります。 ユーザーの個人的な都合で消すことはできません。 ※詳しくはここを参照。

この記事は、バーチャルYouTuberグループ「ホロライブ」、「ホロスターズ」等を運営するカバー株式会社の一連の不祥事に関する記録をまとめたものである。

無許諾配信問題

2020年6月1日、任天堂株式会社の著作物の利用に関するガイドラインが更新されたことをきっかけに、ホロライブが様々なコンテンツを無許諾で配信に利用および収益化していたことが明らかになった。

許諾の有無が明らかにされていないコンテンツ例については以下の記事を参照のこと^[1]。

→ホロライブ無許諾配信問題

あつまれどうぶつの森の収益化に関する事実と反する報告

2020年4月7日、星街すいせいと夏色まつりの配信において、あつまれどうぶつの森の配信の収益化が解禁された旨の発言がなされた。

• 【あつ森】まったり遊ぶだけ【ホロライブ/星街すいせい】
  

• 【あつまれどうぶつの森】寝れないといわれますが本人は真面目に睡眠導入しようとしています。【ホロライブ/夏色まつり】
  

しかし同年6月1日、任天堂株式会社の「ネットワークサービスにおける任天堂の著作物の利用に関するガイドライン」の更新をきっかけに、法人所属の投稿者においてはガイドライン適用の対象外であることが周知された。

この際、「別途契約が締結された法人は個人用ガイドラインを適用できる」ともされており、その中にカバー株式会社が含まれていなかったことから、上記配信では虚偽の報告をしていたのではないかと指摘する声が挙がった。ガイドラインの該当箇所は以下の通りである。

Q9.法人が、任天堂のゲーム著作物を使った投稿をすることは、このガイドラインの対象ですか。A9.このガイドラインは、個人であるお客様による任天堂のゲーム著作物の投稿を対象としています。法人等の団体による投稿や、投稿者が所属する団体の業務として行う投稿は、このガイドラインの対象ではありません。ただし、別途契約が締結された以下の法人に所属する投稿者は、所属する団体の業務として行う投稿であっても、個人であるお客様と同様に、このガイドラインに従って、任天堂のゲーム著作物を利用した投稿を行うことができます。（2020/6/1 追記）

• UUUM株式会社（吉本興業所属を含む）
• 株式会社ソニー・ミュージックマーケティング
• 株式会社東京産業新聞社（ガジェット通信）
• いちから株式会社

これを受けて同年6月5日、カバー株式会社から発表された声明「弊社における無許諾配信の不手際のお詫びと今後の対応につきまして(https://twitter.com/cover_corp/status/1268845490939953154)」において、任天堂作品におけるゲーム配信は法人としての配信許諾は得ておらず、個人用のガイドラインを適用していたと説明した。

弊社では個人事業主のクリエイターを支援する業態のため、任天堂株式会社様（以下、任天堂様）の著作物を利用したゲーム配信については、任天堂様が公開している個人向けの『ネットワークサービスにおける任天堂の著作物の利用に関するガイドライン』を参照し、法人として個別に許諾を得ることなく、無許諾で配信を実施しておりました。

しかし、そもそも任天堂株式会社が示すガイドライン上の扱いでは、下記引用の通り個人であればYoutube上での配信を収益化することが許可されている（ガイドライン発表の2018年11月29日から）。

個人であるお客様は、任天堂のゲーム著作物を利用した動画や静止画等を、営利を目的としない場合に限り、投稿することができます。ただし、別途指定するシステムによるときは、投稿を収益化することができます。

※「別途指定するシステム」にYouTubeパートナープログラムが含まれることも後述されている

そのため、当初より個人用のガイドラインを適用していた場合は「4月7日以降、収益化が解禁された」という動きは不可解なものであり、虚偽の収益化報告を行っていたという疑惑が深まる結果となった。

2020年6月29日現在、カバー株式会社および該当ライバーからの続報は無く、本件に関する説明は未だ為されていない。

2020年8月1日、任天堂株式会社のガイドライン更新が行われ「別途契約が締結された法人」にカバー株式会社を含む3社が加わった。これについてカバー株式会社は声明を発表し、本文中で次のように説明した。

なお、弊社および弊社所属タレントによる任天堂のゲーム著作物を利用した過去の配信につきましても、併せて許諾を得ております。

（任天堂株式会社の著作物に関する、包括的使用許諾契約締結のお知らせ - カバー株式会社）

以上により任天堂株式会社との権利上の問題は終結を迎え、また任天堂のゲーム著作物を利用した他の配信についても同様に解決済みとなった。

カバー株式会社マーケティング本部長による問題発言

前項で述べた任天堂ガイドライン更新に起因する騒動の影響で、特にホロライブ関係者の配信許諾を疑問視する意見が高まり、第三者による調査が盛んに行われることとなった。

この動きに関連して、公式声明発表の前日である6月4日にカバー株式会社マーケティング本部長のtwitterアカウントで次のようなツイート（googleキャッシュ 魚拓）が行われ、企業人として不適切な発言であるとして物議を醸した。

【独り言】黙認ベースで許可貰ってるけど公言できないのを、どう表現すればいいのか割と悩ましい。代表含めゲーム会社出身多いから、許可取りはしてるんだけど、白黒つけたくなくて、黙認ベースでやってくれって相手も多いのがなー、どうしたものか。

　 (“うまくやれ”という主旨のリプライを受けて)

そのうまくやってる部分を燃やそうとする人の突撃が、現在進行形で悩ましいんす。
矢面に立ってる人にダメージ入ってて、表立ったら支援が出来ないのが歯痒いというか。。。
通ずる所はあれど、有明方面の話では無いす。

中でも「黙認ベースで許可を貰っている」との言い回しが注目され、マーケティング本部長という役職を持つ人物による発言だったこともあり、カバー株式会社のコンプライアンス意識の欠如を指摘する声が挙がった。また本人が「公言できない」と述べているように、実際に非正規の許諾を得ていたとしてもSNS上で発信することは自社だけでなく取引相手の信用をも貶める行為であり、一連の発言をマーケティング本部長名義のアカウントで行ったことも問題視されている。

該当twitterアカウントはその日のうちに非公開となったが「これ誰か煽って組織的にやってるだろ」と組織的な陰謀を疑うなど、最後まで被害者としての立場を崩すことは無かった。また求人情報サイトに掲載されている本人のプロフィール欄（魚拓）から、カバー株式会社に関連する記述を含む大部分が削除されたことも確認されている。

結果的には翌日の公式声明により一部コンテンツの無許諾配信が認められたことで「黙認ベースの許可」に対する疑いが深まったほか、本件に関係していると見られる以下のような文言が記載されるに至った。

加えて、SNSにて弊社関係者による不適切な投稿なども確認しておりまして、関係各社様やファンの皆様、そして弊社所属タレントに対し、ご心配・ご迷惑をおかけしてしまったこと、改めて深くお詫び申し上げます。

また翌月の7月1日、ニコニコ動画においても該当人物のものと見られるアカウントが発見され、過去に違法アップロードを行った形跡が見られることや、フォロー数3件のうちのひとつが同業他社の炎上を揶揄する動画を主にアップロードしているアカウントであったことなどが話題となった。

• 該当アカウントの紹介文およびフォロー欄（魚拓）
  

• 同アカウントによる違法アップロードと見られる動画（削除済み）
  

• 同アカウントの名義で該当人物が出演したイベントレポート[2]
  

• 同アカウントによる上記イベントのテーマとなったコンテンツの動画リスト
  

この事実が拡散された直後、アカウント名やフォロー欄を含むプロフィールの白紙化が確認されたことで、該当人物に対する不信感がより一層強まる結果となった。

無許諾配信問題に対するホロライブ関係者の反応

2020年6月5日に発表された公式声明には「関係者一同、深く反省すると共に、再発防止策の制定や権利確認の徹底など進めてまいります」とあるが、その意思表明に反していると見られる関係者の動きが声明直後より散見されており、問題に対する当事者意識の低さが露呈するとともに、声明の意義そのものを疑問視する声も挙がっている。

一部ホロライブメンバーが配信上もしくはtwitter上で問題に対する反省を述べる一方で、声明直後に権利関係の不明瞭な配信を行うケースや、問題が他人事であるとして運営と距離を置いた言動を行う、自身が被害者であるかのように振る舞うなど、その反応は様々である。

そこで本項では、声明発表直後の特筆すべき出来事を各関係者ごとに記録しておく。

ゴーストトリック実況プレイ配信の権利者削除

2020年7月29日、大神ミオが同1月11日に行った「ゴーストトリック」実況プレイ配信のアーカイブ全2件について、権利者である株式会社カプコンによるものと見られる権利侵害の申し立て^[7]を受け、削除されたことが確認された。

• 【耐久】12時間で終わるのか？ゴーストトリック最初から最後までプレイ！
• 【耐久】12時間で終わらなかったゴーストトリック！

この事態を受け、大神ミオは翌30日にtwitter上で「ちゃんと状況を確認して、みんなにお話しできるようになったら説明する」と述べ無期限の活動休止を宣言した。

この活動休止の原因を示す参考文献として、Youtubeにおける著作権侵害の警告に関するヘルプを以下に抜粋する。警告の持続期間90日の間に警告が追加されることで累積し、3つ目の警告を以て致命的な罰則が与えられる内容となっている。

誰にでも間違ってしまうことはあります。著作権侵害の警告を 1 回受けても、初回であれば事前警告として取り扱われます。（中略）

警告を複数回受けると収益化に影響が出るおそれがあります。また、ライブ配信が著作権侵害により削除された場合は、ライブ配信の利用が 90 日間制限されます。

著作権侵害の警告を 3 回受けた場合:
・アカウントと関連付けられているチャンネルがすべて停止されます。
・アカウントにアップロードされたすべての動画が削除されます。
・新しいチャンネルを作成することはできません。

（著作権侵害の警告に関する基礎知識 - YouTube ヘルプ）

この赤字で示した記述の解釈についてYoutubeヘルプコミュニティにて次のようなやり取りが交わされており、プロダクトエキスパート^[8]によればライブ配信における著作権侵害は初回の警告であっても配信制限の罰則を受けるとされている。

質問者：ライブ配信について1度でも権利者削除を食らえば90日制限されるのでしょうか。それとも警告を複数回得て初めて90日の制限を受けるのでしょうか。
回答者：直前の文の「警告を複数回受けると」は直後の「収益化に影響が出るおそれがあります。」にかかりますので、直後のライブ配信の話と直接の関係はないことにご注意ください。

（ライブ配信と著作権侵害の警告 - Youtubeヘルプコミュニティ）

また別のスレッドにおいても同様に警告の累積数は罰則を免除される理由にはならない旨を上記の回答者とは異なるプロダクトエキスパートが回答しており、大神ミオの活動休止は著作権侵害の警告に起因する長期間の配信制限が影響していると見られている。

質問者：著作権侵害の違反警告の累積数1であっても90日間のライブ配信機能制限が適用されますか？
回答者：状況によりますが、どのような場合でも違反するとライブ配信など様々な面に影響が出ます。

質問者：警告のみで済まされるケースは基本的に起こり得ないということですか？
回答者：違反になった場合はなんらかのペナルティを受けると考えてください。

（著作権侵害の違反警告を受けた場合のライブ配信機能制限について - YouTubeヘルプコミュニティ）

なお警告の累積数に関しては、同時期かつ同一の権利元による申し立てが1回分の違反警告として処理された事例が複数確認されている。

• 著作権侵害での機能解除 - YouTubeヘルプコミュニティ
• youtubeから間違った著作権侵害の申し立てが来たから何とかする話 - 同一の相手からの警告はまとめてひとつの扱いに

2020年8月3日現在、大神ミオが置かれている状況や復帰予定に関する続報は発表されていない。

2020年8月5日、カバー株式会社はtwitter上で以下の通り発表し、大神ミオが著作権侵害の警告による何らかの規制を受けていること、また権利者とは既に相談を進めている旨を明かした。

いつもご支援いただき誠にありがとうございます。 現在、弊社所属の「大神ミオ」が休止中でございますが、 著作権違反における規制によるものでございます。 本件つきましては、IP管理者様およびファンの皆様に ご迷惑をおかけし誠に申し訳ございませんでした。

現在本人と運営で、権利者様に対して お詫びや対応策について相談中でございます。 今後については、本人と協議して１カ月ほどライブ配信をお休みさせて頂くことになりました。 皆様のご期待に応えられるよう改善して参ります。

続いて大神ミオ本人もこの内容を認めて謝罪し、約一ヶ月の配信活動休止を宣言した。ただし具体的な規制の内容については語られておらず、twitter上での活動は引き続き行っていくとも述べている。

権利者削除に対するカバー株式会社の対応と関係者の反応

前項で述べた株式会社カプコンによる権利者削除が確認された直後より、ホロライブおよびホロスターズ所属タレントの配信アーカイブが順次非公開または削除されていく動きが確認された。最終的には2020年5月以前のアーカイブがほぼ全て（明らかに権利上の問題が存在しないものも含めて）視聴できなくなり、延べ一万件以上のアーカイブが処理されたと見られている。

この動きが夜を徹して行われたのち、翌日には「権利者様の許諾を得られていない著作物使用に関するお詫び」という声明がカバー株式会社から発表された。この声明では次の通り著作権侵害があったことを認めたほか、先の大規模なアーカイブ整理についての説明も行われている。

このたび弊社にて運営しておりますVTuber事務所「ホロライブプロダクション」所属タレント数名のYouTubeアーカイブにおきまして、権利者様の許諾を得られていない著作物を使用したコンテンツが残っており、著作権違反のご指摘を受け、一部コンテンツが削除される状況となっております。
（中略）
今後、健全な配信活動を進めていくためにも、すべての所属タレントのYouTubeコンテンツにおいて、非公開や削除対応を実施し、許諾を得られているコンテンツのみ公開することを実施しております。

配信アーカイブの整理は問題解決のために必要な措置ではあるものの、本来であればこのような事態を避けるためにも6月5日の著作権侵害に関する謝罪声明を発表した時点で余裕を持って行うべきだったとして、権利者削除を受けて慌てたように行動を始めた点が批判を浴びている。

また大空スバルに関しては整理された配信アーカイブの多くが非公開ではなく削除されており、作業を行ったと見られる運営スタッフの不手際が疑われた。これについて大空スバル本人は翌日の配信にて「昨日の夜にアーカイブを消してもらいました」「ホロライブが良い方向に動いていくために削除は必要」と語るなど、今回の対応を追認する旨の所感を述べている。

• 【ホラゲー】都市伝説を暴くすばる！！！！！！！！！【流行り神警視庁怪異事件ファイル】

ただし「納得できていない」とする所属タレントが居る点や、運営側の立場から「急なことで私も混乱している」との発言が出ていることもあり、各関係者の反応からはプロダクション内での意思統一が図られていない実態が伺える。

そこで本件についてのホロライブ関係者によるtwitter上での反応をそれぞれ以下に列挙する。

声明以降、権利上の問題が無いものから順次アーカイブの再公開が進められているものの、再公開に至らずアップロード者による削除が行われるケースも確認されている。ホロライブ全体が権利問題の渦中にある中での出来事ということもあり、カバー株式会社の企業倫理や運営能力を疑問視する声が高まっている。

ゴーストトリックの権利者削除より約一週間後の8月6日、弁護士ドットコムニュースにて本件が取り上げられ、その中で株式会社カプコンは著作権侵害の申し立てを行ったことを事実と認めた。また大規模なアーカイブ整理についても言及し「当社からの働きかけではございません。7月30日のカバー社発表をご参照ください」と直接の関与を否定した。

• Vtuber事務所「ホロライブ」ゲーム実況、著作権侵害申し立てで削除　カプコン「企業が利益上げるなら、使用許諾を取って」

さらにカプコン側は取材に対し「本件に限らず、企業が当社の許諾なしに配信した動画に対しては、著作権法に則り適切に対処しております」とも回答しており、ホロライブ所属タレントを個人としては扱わない方針を明らかにした。

戌神ころねの意図的な権利侵害発言の抜粋

2020年6月30日現在、ホロライブ所属ライバーの中でも特に意図的な権利侵害を行っていたと見られる戌神ころねの発言を以下に一部抜粋する。企業所属ライバーとして特異と言えるほど権利意識が欠けており、またカバー株式会社の教育体制の杜撰さも強く表れている。

また、これらの発言はいずれも配信中のものである。一部リスナーからの権利侵害を指摘する声がアーカイブに記録されており、当人もそれに対して応答してはいるが、問題を自覚して配信を中断した例は無い。

　

【それゆかない！】みんなとパンマンで遊ぶ！！！【戌神ころね/ホロライブ】

• 「アソパソマソ危ないと思う？　ってさ、この配信で話してること自体が危なくない？　どう思う？」
• 「“それゆかない！みんなとパンマンで遊ぶ”これでいいね」「ここまでしたらね“そっかそっか”って言ってくれる。関係者の方もね」
• 「BANパンマンになるかもしれないけど、駄目だったらそーっとアーカイブ消えるからね」「消えたら“駄目だったんだなやっぱり”と思って頂けたらと」

【不思議なキッチン】ミッキーとミニーに喜んでもらいたい【戌神ころね/ホロライブ】

• 「だって名前さえもさぁ言わせてくれんの、どんだけの権力をお持ちなの」「いや分かるよ、ミッキーが危ないのはころねも重々承知だけど」「多分ミッキーもさ、そんななんか危ない存在って言われたくないと思うんだよね」
• 「次の日、ころねのチャンネルが消えてたら、皆あの、なむなむということで察して頂けたらと思う」「また作り直せばいいじゃない、チャンネルなんてね」
• 「Youtubeってさ、一回警告入れてくれるじゃんか“これ駄目ですよ”みたいなの。突然消されるってことは無いと思うんだよね」「そんな恐れちゃいけないよ皆、ミッキーは夢の国の住人だからそんなねえ、名前出したところでだよ」

【はい神ゲー】ウールトラマンと遊んで学んでデートする？！【戌神ころね/ホロライブ】

• 「“ウルトラマンと遊んで学んでデートする”って今タイトルなんだけど、“ウールトラマン”にしとこう。検索に引っかからないようにしとこう」
• 「Youtubeに動画は上がってるの確認したから、あの、このゲーム自体のね？　動画は上がってること確認したから、やってみよう？」
• 「ちょっと冒険してみようよ。うん。皆もさ、気になると思うからさ」
• 「消されたら消されたでさ“これが凄いレアな配信だったな”でいいじゃん」「今見れてる人達は、凄いもう一生ものの配信を見たってことになるから、大丈夫だよ」「自分があの、奇跡的な配信を見れたっていうことで皆喜ぶべきじゃない？　消されたら消されたでね」

【ひとりでできないもん！】クリスマスも近いので超豪華お料理のお勉強をするざんす【戌神ころね/ホロライブ】

• 「“大丈夫？”とか気にしてたら楽しくないぞ？　消えた時に考えればいいじゃん」
• 「開き直りじゃない、開き直ってはない」

同年6月5日のカバー株式会社による声明発表に至るまで運営からの指導を受けた様子もなく、上記の発言が示すような権利関係を無視した配信活動には改善が見られなかった。

声明発表以降、戌神ころねは権利的に問題があると見られるゲーム配信はあまり行っておらず、またホロライブ全体を通してゲーム配信そのものが減少している。

白上フブキの不適切言動の抜粋

2021年6月25日現在、ホロライブの中心的存在である白上フブキの言動を以下に一部抜粋する。彼女の言動は一度ならず何度も波紋を広げており、視聴者から指摘されているにも関わらず彼女がそれを謝罪及び訂正した例はない。

当記事内の他の問題と比較して道義的性格の強い問題であるため個々の認識により捉え方も大きなブレが生じる。よって、明確な被害者がいる点を基準として羅列する。

• ゲームプレイ中にアフリカ系の外見に変化したプレイキャラクターを見て、「チョコボールになった。」「キャラクターがチョコボールになった。」と言う。後日、Twitterでもサイコブレイク2に登場するアフリカ系の外見のセオドア神父を指し、「チョコボール神父」と呼ぶ。
• 以前に何度も雀魂で配信や自身の名前のついた大会でメインMCを務めたうえで、自身がMCを務める雀魂の「一周年大感謝杯」にて半荘(ハンチャン)を半荘(ハンソウ)と言う。
• 発売後2週間の「天穂のサクナヒメ」を配信初回でラスボス戦から始める。後日「天穂のサクナヒメ」作者からTwitterでこの配信について疑問を呈されている。

谷郷カバー株式会社CEOの不適切発言問題

2019年6月16日、一般社団法人G1が主催したイベント「G1ベンチャー2019」にて、「Vチューバーの可能性　～日本初の新市場は世界を狙えるのか～」というパネルディスカッションが行われ、パネリストの一人として谷郷元昭カバー株式会社代表取締役社長CEOが参加した。その中で谷郷氏は人を外見で評価していると受け取られかねない発言を行った。以下はその発言の引用である。

まあその○○(個人名)さんにエンジェル投資して頂いてる身ですが、えーと僕はもう本当にこれって何というかずっと続いていくトレンドかなと思っていますと。何故かっていうとその特にバーチャルライバーって呼ばれる人達ってどういう人達かっていうと、元々ニコニコとかでゲーム実況とかされてた人達なんですよ。でいわゆるユーチューバーとかで、えーとちゃんと広告が稼げてるようなゲーム実況者さんって、特に女性とかだと顔出ししていて顔が美人とかじゃないと難しかったりしたんですね。でニコニコでトークだけが上手いゲーム実況者さんってどういう状況かっていうと、たまーにニコニコさんのイベントに呼ばれて、まあちょっとだけギャラ貰えてっていう感じで基本的には普段は看護師として働いてますみたいなそういう状況で、まあヒカキンさんみたいなユーチューバーさんは皆華やかな世界に行ってる中で、いわゆるゲーム実況者さんみたいな人達とか、歌い手でもそんなに顔が良くない人達っていうのは、中々そのいい状況に恵まれていませんでしたと。まあそこに対して我々っていうのがエンパワーメントするようなキャラクターとシステムを提供するような、まあそういうビジネスを僕らは展開していると思ってますと。でこれから何というかe-Sportsだったりとかが伸びていく中で、まあゲーム実況だったりとか歌とかでインターネット上でそういう情報発信したい人達っていうのは、基本的にはまあ増えることはあっても減ることはないだろうなっていう中でまあVチューバーも本当に当たり前になってくのかなーっていうようなイメージでいます。

2021年6月25日現在、この発言に対する谷郷氏からの説明はされていない。

カバーHP企業理念剽窃疑惑問題

カバー株式会社の公式HPの会社概要ページのVALUE(価値観)の項には6つ書かれているが、その中の「チームワーク」の項目にテレビアニメ「攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX」内の登場人物のセリフに酷似しており、剽窃ではないのかとの指摘の声が上がった。

我々の間には、チームプレーなどという都合のよい言い訳は存在せん。
有るとすればスタンドプレーから生じる、チームワークだけだ

攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX 第五話　荒巻大輔のセリフより

当社では、チームプレーなどという都合のよい言い訳は存在しません。あるとすればスタンドプレーから生じる、チームワークだけです。一人一人が任された仕事をやりきることで、チームワークを実現していきます。

カバー株式会社公式HP会社概要(～2021年4月13日)より

(魚拓)

2021年4月14日、カバー株式会社HPのリニューアルと共にVALUEも変更され、指摘された箇所がなくなった。カバー株式会社CEOである谷郷氏のnoteによれば、以前のVALUEは自分一人で考案・作成したものだったと述べている。しかし2021年6月25日現在、この疑惑に対してカバー株式会社及び谷郷元昭氏は声明を一切出していない。

ホロライブ中国責任者を巡る一連の問題

2019年7月18日、中国のビリビリ動画のあるユーザーの個人タイムラインに、同日起きた京都アニメーション放火事件について、ホロライブ中国責任者(以降「責任者」と表記)がグループチャット内で放火を肯定し事件を面白がるような発言が書かれたスクショが貼られた。

このスクショの流出は中国のホロライブコミュニティを騒がせ、ホロライブ字幕組にこの件に対する説明と謝罪を求める声が多数集まった。それに対して字幕組はそのスクショがデマで偽造であると説明し、中国の掲示板ではそのスクショ関連のスレが管理人により削除され始めた。
スクショで責任者と会話していた時空字幕組のリーダーは、中国の掲示板「NGA」で「皆冷静になってほしい」、「世論に影響されないように」、「字幕組の弁明を待ってほしい」などと発言し、流出した物とは別の内容が書かれたスクショを貼って弁明した。

同日夜、スクショの元だった幻夜字幕組のチャットグループが解散され、同時にそのリーダーが「幻夜字幕組を解散し、ホロライブ中国を正式に成立した」とbilibiliタイムラインで発表し、字幕組への報酬問題について解決に奔走している事、ホロライブ中国成立の目的がホロライブ運営との効率的なやり取りを行うためとも発言したが、それを見て中国のファン達からは戸惑う声が上がった。
スクショが話題になる中、最初に流出したスクショの投稿者が自らそれを削除し、そこから一時期様々なバージョンのスクショが出てきて事件が複雑化したが、同日深夜にNGAでチャットログを録画しつつ「最初のスクショは偽造」という字幕組の主張に反論するスレが複数現れ、bilibiliにもその録画がアップロードされた。

「スクショが偽造」に反論するためにいくつもの異なる方法で記録された「チャットログを検証する動画」が投稿される中で、中国の各掲示板も事件に関する討論について投稿制限を緩和し始めた。
この時点でも字幕組は当初の主張のままだったが、更なるチャットログの流出により、事態がホロライブ中国運営の道義的な問題からホロライブ運営全体の不適切な対応へと変化していった。
証拠として投稿されたチャットログの中には真偽不明だが、時空字幕組のリーダーがホロライブ所属も含めた複数のVTuberに不適切発言したとされるもの、時空字幕組のリーダーが責任者を擁護する複数の発言、同年4月にホロライブを運営するカバー株式会社の谷郷元昭CEOが責任者の一連の問題行為の告発を受けてもカバー株式会社は一切の反応をしなかったとされるものもあった。

7月19日、自身が字幕組の一員だと主張する人物が「ホロライブ所属VTuberはbilibiliでの生放送からの収益を未だにもらっていない」と主張し、その情報を受けたファン達が字幕組に対して問い合わせたり、横領を疑い不信感を抱き始めた。そこにbilibili翻訳組アカウントが収益を受け取るのに必要な身分証明書を提供した字幕組メンバーが現れ、この疑惑に関して一切知らず、必要性があれば申立すると話した。

この疑惑にホロライブ各VTuberを担当する字幕組達は収益金がアカウントに残っている証拠として、それぞれのアカウント情報をキャプチャしたスクショや録画を公開したが、スパチャ・ギフトなどがもたらした収益は、(事件が発生した時点で)未だにホロライブのメンバーに届けられていないことも確認され、ホロライブメンバーはbilibili進出から7ヶ月間、bilibiliでの配信活動による収益金を一切受け取っていない可能性も明らかになった。

同日20時、カバー株式会社の公式Twitterにてbilibiliとの契約と中国での収益問題について触れたが、責任者については書かれていなかった。

内部情報の流出が増える中、責任者について新たなスクショにより更に数々の疑惑が明らかになった。

• （内部の）チャットグループで、「bilibili限定配信の内容を決められる」や、一部ホロライブメンバーの配信内容を決める時に「なんとか泣かせてみるわ」、「DMが無視された」などの発言
• 一部ホロライブメンバーについて歌唱力を否定する発言
• ホロライブ中国の一期生について「ロリでなければならない」と発言
• ホロライブ中国のV面接に関して決定権を持っており、自分の好みで応募者のタイプや面接の成敗を決めることが出来るとアピール
• 「(マネージメントしていたホロライブ所属ではないVTuberが)俺の指示に従わず勝手にイベントに出たのは違約行為」と発言
• 時空字幕組のリーダーの発言：「責任者は確かにプライベートで一部のVのLINEをフレンドに追加していて、俺がその場で（追加したところを）見かけたこともあった」

同日22時前後、時空字幕組のリーダーがbilibiliで謝罪文を投稿し、自分の不適切発言について謝罪した上で、責任者には積極的に連絡を試みると宣言し、ときのそらのbilibiliオフィシャルアカウントで謝罪文の投稿をRTした。この後、時空字幕組リーダーを辞任することにした。
また時空字幕組と共に各字幕組を率いていた幻夜字幕組のリーダーは、幻夜字幕組全体のストライキ、及び責任者に責任を追及すると宣言。カバー株式会社に対しても、責任者が自分でこの騒動を終らせることと、ホロライブが仲介人を交換しなければ幻夜字幕組はホロライブ中国に参加せずに非公式に活動を継続すると主張した。
その後、幻夜・時空字幕組の管理下にある全ての字幕組が相次いてストライキ宣言し、キャッシュカードがアカウントに登録されていない（収益金がまだアカウントに残ってある）ことを証明するスクショを投稿した。

20日の4時頃、幻夜字幕組のリーダーは、幻夜字幕組は今後各自独立し、それぞれで活動しながらホロライブとコンタクトを取る形に変わり、リーダー本人は字幕組から辞めると投稿した。
この頃に時空・幻夜字幕組の二人のリーダーが今回の問題について釈明・質問応答を続けた。二人共「責任者やホロライブ方面と積極的にコンタクトを取り、事件解決に努める」と意思表明した。
またリーダーそれぞれの説明によると、幻夜字幕組リーダーは

• 責任者は谷郷氏が指定し、いきなり管理者として現れた。
• 責任者の存在をほとんどの字幕組メンバーは知らなかった。
• ホロライブとbilibiliの契約が未だに締結されていない為、収益金がアカウントに保管される状態が続き、引き出しができなかった。
• 「ネット上で流れているスクショは全部確認しました。偽造はありません。」と発言。

時空字幕組リーダーは、
「○○さん(責任者)の言葉を借りれば、Bilibili側が提案した当初の契約書があまりにも簡単すぎて（私も確認した）大幅な修正が必要で、（主に）bilibiliとの間で何度か交渉を重ねた。2ヶ月前に（○○に）契約の進捗状況を聞いたところ、bilibiliの法務担当に、契約には（カバー側の）知的財産証明書が必要で、谷郷氏はすでに（その証明書を発行するために）60万円をかけた（けどまだ順調に発行できていない）と言われた。bilibiliは、今月中に仲介法人（○○さんが法人を務める仲介会社）に収益金を振り込んで、そこから更にホロライブ（カバー）に収益金が振り込まれると約束してくれた。○○さんの会社は、総収益金から税金を差し引いてからの８％くらいの金額を報酬として要求していた。」
と説明した。

同日9時、責任者がTwitterで中国語の謝罪文が書いてある画像を投稿したが、中国から直接アクセスできないにも関わらずTwitterでのみ発表したことに疑問の声もあがった。

同日19時48分、中国のホロライブファンがTwitterとbilibiliで「ホロライブの一部中国ファンの連名書」を投稿。

同日23時15分、カバー株式会社の公式Twitterが中国での収益問題について謝罪及び説明したが、問題となった責任者の処遇についてはまだ触れなかった。

7月21日14時06分、カバー株式会社が「中国展開の提携企業との契約解消につきまして」という声明において、初めて公式で責任者に関する問題に触れ、この人物の所属する会社との契約解消を発表した。また同時にこの人物が資金を着服した事実はない事、所属VTuberへのヒアリングの結果、所属VTuberへのセクハラが無かったと確認したと発表した。
同日16時51分、責任者はTwitterでこの声明文をRTし決定に従うとツイート。

同日夜、幻夜字幕組リーダーが、今後VTuber転載作業に関わらないこと、この日から全ての関連チャットグループから脱退し、VTuber界隈には二度と立ち寄らないと引退宣言を発表し、ホロライブ中国字幕組織の現在の協議・引渡しの状況について言及した。また時空字幕組リーダーのBilibiliタイムラインにあった投稿が全て削除された。

7月22日11時14分、カバー株式会社の公式Twitterにて中国での運営体制を見直していく旨の投稿がされる。

同日18時、bilibiliのホロライブ公式アカウントの投稿「复更通告暨联合声明」で、

• 「字幕組、カバー、Bilibili三者の間での交渉が既に始まっております。カバーは最低1人以上の交渉人を派遣し、守秘契約に触れない前提で、その行為はファン、字幕組、Bilibili、そしてカバーの責任者である谷郷元昭氏の監督を受けるとします。」
• 「VTuberがBilibiliで得た収益金は、現在の契約の元、今月末に振り込まれる予定です。今後もBilibiliから直にカバーに振り込む形を取り、（過程の）透明かつ公開に尽力します（振込金額の公示など）。」
• 「あらゆる形でVTuber本人に嫌がらせをしないようにお願い致します。ご理解とご協力、感謝致します。」

と発表した。

同日22時、責任者が個人ブログで「京都アニメーション火災チャットコメント事件から一連の問題についてのお詫び」というタイトルを付け日本語、中国語で投稿し、今回の一件について説明・謝罪した。二日後の24日に、Bilibiliでも中国語版の文章を投稿した。
その中で、「最初に問題となった発言を含んだスクショは本物であった事」、「自分がカバー株式会社に噓をつき、責任は全て自身にあり、カバー株式会社が事実を隠蔽する意図はなかった事」、「京アニの事件を詳しく把握してなかったにも関わらず非常識な発言をしてしまった」、「中国での配信内容やスケジュールを自身の一存で決めることはない」、「セクハラや契約関係、横領疑惑の否定」、「今回の事件についての他人に迷惑をかけたことへのお詫び」、「今回の一件を深く反省し、カバー株式会社の決定に従い辞任した」とする旨の内容を述べ、今回の一件について責任者の処遇は決定し、事態は収束へ向かった。

収益問題についても、8月3日、ホロライブ公式Bilibiliアカウントが
「ホロライブは収益金を各VTuber本人のところへ振り込みました」「同時に、VTuber本人の気持ちとプライバシー事項を考慮し、振込書類を公開しないことにさせて頂きました。ご理解をよろしくお願いします。」と投稿し、7月22日の発表にあった「月末振込」と「振込額の公示」について説明した。

しかしこの問題が解決後も、bilibili限定配信の頻度が足りていない等でホロライブ運営と字幕組・中国ファンと齟齬は残っているとみられ、2020年4月16日にカバー株式会社が「弊社の中国における問題と対応に関するお詫び」という声明文を出すに至っている。

クイズ企画配信におけるチベット問題

2020年6月11日、癒月ちょこの配信「【#ちょこオネア】第６回ちょこオネア今回のゲストはスバおかコンビ！無事クリアすることができるのか？！」におけるクイズの中で、以下のような出題が行われた。

この事態を受け、ホロライブ公式はbilibili上で即日謝罪した（日本語表記ではあるが公式twitterでの誘導は行われていない）。

本日、弊社の配信中、不適切な内容が出現し、それについて深くお詫び申し上げます。今後は、配信内容の審査を強化し、このようなミスを二度と発生しないように注意いたします。
カバー株式会社とホロライブプロダクションは、今日の配信中のミスを深くお詫び申し上げます。皆さんのご寛恕をいただきたく存じます。

上記の問題について弊社は深く反省し、事態の重大さを改めて認識致しました。
今回のクイズに関しては、監修が不十分だったため、それぞれの問題について確認が疎かになっていました。
その事で、中国のファンの方々の感情を深く傷つけてしまった事を深くお詫び申し上げます。
今後同様の問題を避けるために、コンプライアンスに対する教育や研修を進める中で、中国に関する知識の教育も行なってまいります。
これまでのご声援、誠にありがとうございます。
私達は常に中国ファンの方々の気持ちを大切に考えております。
重ねてではございますが、今回の問題に対して深くお詫び申し上げます。

しかし、国際問題に踏み込んだことを謝罪しながらも、後半部分ではチベットを領有しているとする中国側の立場へ理解を示すことに終始しており、チベット独立派の反感を買う結果となった。

また、権利問題に対する公式声明を含め、当記事に記載されているような諸問題に対しては解決に向けた動きが一向に示されない中での即日謝罪であったため、国際問題とは別の観点からも不満の声が挙がっている。

友人Aの不適切言動問題

友人A(ホロライブ)はホロライブメンバーの宣伝をするなどホロライブの裏方をしている。だが運営の一員でありながら、所属タレントの行き過ぎた言動を窘める事がなく、問題発生した直後にも関わらず安穏とした発言をしており、当事者意識が欠けていると指摘されている。

2020年3月19日の戌神ころねとのコラボ実況配信「【２３万人記念】えーちゃんと嬉し楽しいお泊まり雑談～♪ (現在非公開)」では、下記の言動を行った。

• 配信がBANになるかどうかころねと一緒にチキンレースをする。
• 権利侵害の恐れがある画像(アンパンマン、ポケモン、ニャンピョウ、ウルトラマン、アニメのロゴ、現役プロ野球選手など)を次々と配信上に表示していくころねを見ても尽く制止せず大笑いする。
• 配信ガイドラインがないゲームの映像を消したころねに対し「気になるじゃん、ちょっと！」と催促と受け取れる発言をする。
• 権利関係に厳しいとされる世界的人気キャラクターのモノマネをする。

また先述した「クイズ企画におけるチベット問題」では友人Aは当事者の一人であったにも関わらず、問題発生直後に当事者・運営の一員としての謝罪や説明はなく、Twitterで安穏とした発言をしている。

他にも上記の「無許諾配信問題に対するホロライブ関係者の反応」内の発言など問題に対する彼女の言動から、彼女が当事者及び運営の一員としての意識が欠けているのではとのファンから指摘の声が上がっている。

常闇トワの問題行動に対する運営の対応

2021年3月10日現在、ここまで述べてきた諸問題において、当事者であるライバー個人に対して目に見える形での処分は下されていない。所属ライバーによる意図的な権利侵害という悪質な行為にさえ沈黙を続ける一方で、違法性のない問題に即応し実質的な謹慎処分に至った事例も存在する。そこで本項では、常闇トワによる一連の問題行動とホロライブ運営の対応を記録しておく。

2020年3月4日、常闇トワの配信「【APEX;視聴者参加型】3回チャンポン取れるまで終わらない！！【#常闇トワ/ホロライブ】」において、ソロ配信であるにも関わらず男性と思しき音声が流れた（アーカイブ削除済み）。

常闇トワはその声は運営のものであると説明したが、リスナー側からは交際関係の存在やチーミング行為といった疑惑の声が上がった。

翌日、この事態を受けてホロライブ運営のカバー株式会社がツイッターで声明を発表した。

ツイートを読み込み中です
https://twitter.com/cover_corp/status/1235508492145799169

さらに同日、常闇トワが謝罪生配信を行った。配信前にプライベートで参加していたボイスチャットグループから、男性２名の音声が意図せず配信上に流れてしまったと説明し、前述の疑惑を否定した。

また、運営の声であると虚偽の発言を行った事を謝罪。運営スタッフや同僚を裏切った事に対して反省し、マネージャーや運営側との話し合いの結果、この謝罪配信日から一週間の活動自粛を発表した。

なお復帰直後にも改めてYouTubeとツイッターでこの件の謝罪を行っている。

• https://www.youtube.com/watch?v=vlx18TBUUbQ
• https://twitter.com/tokoyamitowa/status/1238056062466457606

上記の問題行動について違法性を問うことは難しい。チーミング行為はゲーム内規約やマナーの範疇であるほか、交際関係に至ってはプライベートの問題に過ぎず、追及すること自体が迷惑行為につながる。当記事で述べられている権利侵害や国際問題に踏み込む言動等と比較しても、事態の重さが大きく異なるのは明白である。

この件で謝罪配信や活動休止といった処分が即座に下されたことを鑑み、より重い処分が下されるべき諸問題について言及すら為されないまま証拠文献が消されていく対応を受けて、一部リスナーからはホロライブ運営への不信感や隠蔽体質を指摘する声が挙がっている。

なお重ねて述べるが、当問題は本人による謝罪配信や実質的な謹慎処分を経て終息したため、必要以上の追及は控えるべきである。

カバー関係者による夜空メルのストーカー被害

2020年5月16日、夜空メルのTwitter上で2019年10月からストーカー被害に遭っていたことが発表された。

ツイートを読み込み中です
https://twitter.com/yozoramel/status/1261618870453846019

この文書では個人情報やスケジュールを知られている相手による迷惑行為があったことを報告しており、谷郷代表取締役を含むカバー株式会社スタッフからは解決に向けた十分なサポートを受けておらず、友人の紹介により弁護士を手配したことで示談に至った経緯が説明されている。

これを受けカバー株式会社は5月25日に「弊社所属タレント「夜空メル」の発表と弊社の今後の対応につきまして」という文面を公式サイトおよびtwitter上で公開し、該当行為を行った者が関係者であることを認めるとともに、一連の原因として下記の通り列挙し今後の対策を述べた。

1. 当時はタレントの情報管理が厳重に行われていなかったこと
2. 事態発生後に問題解決に向けて早期に行動できていなかったこと
3. 事態解決に向けて動いたものの弊社からの状況報告が滞ってしまったこと
4. 事態対応中にも関わらず、加害者が本人の認識できる位置にいたこと
5. 上記の状況が発生しているにも関わらず復帰配信を要請してしまったこと

また住居移転費用や弁護士費用の全額負担といった事後対応を行う旨も説明し「関係各所と綿密な協議を実施していたために発表が遅くなった」と締め括った。

発表から約40日後、2020年6月25日に夜空メル復帰配信が行われた。枠BANによって配信枠を作り直すトラブルに見舞われながらもリスナーの前に姿を見せ、活動復帰を宣言した。

• 【復活祭】ただいま！夜空メル活動再開します！【ホロライブ/夜空メル】（１枠目 約９分でBAN）
• 【復活祭】ただいま！夜空メル復活！【ホロライブ/夜空メル】（２枠目 約１分でBAN）
• 【復活祭】ただいま！BANと戦う！夜空メル復活！【ホロライブ/夜空メル】（３枠目 BANなし）

なお2021年6月25日現在、ストーカー行為を行ったカバー株式会社スタッフと見られる人物の具体的な処遇は明かされていない。前述の文書内でも「2020年3月にて迷惑行為は無くなった」「担当を外した」と言及されるに留まっており、一部ファンからは該当の人物が未だに夜空メルの周囲に居るのではないかと不安視する声が挙がっている。ただしこれに関してはあえて解雇せず社内に残すことで当該人物を監察できる状況を作っているという見方もある。

YouTubeメタタグ問題

2020年6月21日、癒月ちょこの配信にてリスナーに対し「話題に出ていない他の人の名前を出さない」等の呼びかけが行われた。

・【最重要事項】ちょこ先生から大切なお話があります。【ホロライブ/癒月ちょこ】

しかしその直後、配信に関係のない他社の商標やプロジェクト、他VTuberの名前をメタタグ^[10]に記載していることが発覚した。Youtubeにおけるメタタグは動画ごとに設定でき、記載された単語を含む検索結果や関連動画に出やすくなる（ニコニコ動画で言うところのタグによる検索妨害に準ずる）効果があることから、前述の癒月ちょこの主張「話題に出ていない他の人の名前を出さない」との食い違いを指摘する声が挙がった。

具体的には、この配信のメタタグに以下の単語が含まれていた。青字は配信に無関係なホロライブ所属Vtuber、赤字は配信に無関係なホロライブ所属外VtuberまたはVtuber事務所である。

なおメタタグに関してYouTubeは次のように表明しており、このようなメタタグ濫用が規約違反に該当する可能性を示唆している。（スパム、欺瞞行為、詐欺に関するポリシー - YouTube ヘルプ）

コンテンツを投稿する場合
下記の説明のいずれかに該当するコンテンツは、YouTube に投稿しないでください。

誤解を招くメタデータやサムネイル: タイトル、サムネイル、説明、タグを使用して、コンテンツが別のものであるかのように見せかける。

この出来事を発端に、癒月ちょこ当人だけでなくホロライブ及びホロスターズ所属VTuberによるアップロード動画のメタタグを調査する動きが起こり、結果として同様のメタタグ濫用が多数発覚した。その一方で外部コラボの際にはコラボ相手に関係するメタタグを記載していないケースも散見されたことで、一方的に他社のネームバリューに便乗する不誠実な行為であるとして批判の声が挙がった。

（コラボ相手に関係するメタタグを記載していないケースの一例）

雑談配信：グータンイヌーボ ～イヌ科Vtuberの狂宴～

ゲーム配信：【Project Winter】この中の人狼を見破れ！！！【#にじホロ雪山人狼】

歌ってみた動画：【にじさんじ×ホロライブ】『お願いマッスル』/白上フブキ＆舞元啓介【歌ってみた】

また癒月ちょこが出演したホロライブ関係者によるアップロード動画の一部（特に公式チャンネルでは特定の時期からほぼ全て）のメタタグに「癒月ちょこ」が存在しないことも明らかになり、一部リスナーの間ではホロライブ内部での扱いを不安視する意見も見られた。

一連の問題が発覚して以降、順次メタタグの修正が行われていることは確認されたものの、その経緯は一切報告されていない。また修正の内容・頻度ともに的確とは言い難く、例示したアップロード動画をはじめ問題とされるメタタグの内容が手付かずのまま残っている事例も解消されていない。その後もホロライブ所属メンバーの配信に無関係のメタタグが書かれている事が発覚している。

登録者数マイルストーン問題

2019年12月より、Youtubeのホロライブ公式チャンネルコミュニティおよび英語版ホロライブ公式twitterアカウントにて英語表記の週刊記事が投稿されており、その中で1万人区切りの登録者数マイルストーンの達成者一覧がテキストと添付画像によって掲載されていた。

より具体的には2019年12月31日の記事にて4期生のデビュー発表に続く形で「Congratulations also to our weekly subscriber milestones」と登録者数マイルストーンについて初めて言及され、2020年1月28日の記事からは「Weekly milestones mentioned with:」という表記に統一された。

この週間マイルストーン達成者一覧が掲載され始めて以降「なぜ全員が載っていないのか」「◯◯が載っていない」といった内容のコメントが日英問わず散見されており、2020年4月28日の記事からはそれらの指摘を意識したと見られる次のような文章が添付画像に埋め込まれるようになった。

Members shown have reached a subscriber milestone - multiple of 10,000 subscribers!
Be sure to subscribe to your favorite members to see them in the list!

（訳例）
これは1万人区切りの登録者数マイルストーン達成者の一覧です。
あなたのお気に入りのメンバーをこのリストに載せるために必ずチャンネル登録してください！

加えて翌週5月5日の記事では本文中で以下のような説明を行い、改めてマイルストーン未達成者のチャンネル登録を読者に呼びかけた。

We've received a lot of comments about the image we attach.
Please note: Talents featured in the image have reached a subscriber milestone (multiple of 10,000) within the week of Apr 25 to May 05, 2020 (12 PM JST).
If your favorite member is not featured, she needs more subs to reach the milestone!

（訳例）
添付画像について多くのコメントをいただいております。
添付画像に掲載されているのは、4月25日から5月5日までの間に1万人区切りの登録者数マイルストーンを達成したタレントです。
もしあなたのお気に入りのメンバーが居ないのなら、彼女はより多くのチャンネル登録を必要としています！

また5月26日の記事からはマイルストーン未達成者のチャンネルアイコンが「Please Subscribe!」の文字とともに添付画像の隅に並べられるようになり、さらに7月7日の記事では未達成者が画像の中央に配置されるに至った。

この添付画像に関する一連の変遷に対し、特にマイルストーン未達成者が掲載されるようになって以降「登録者数の伸びが少ないタレントを晒し上げている」「タレントの名誉を人質にチャンネル登録を要求している」といった批判の声が挙がった。

結果的には7月28日の記事においてマイルストーンへの言及が無くなり、添付画像もホロライブ公式ロゴの上に更新日時が記載されているものに変更された。2021年6月25日現在、この変更理由に関する説明は行われていない。

建築王サポーター放置問題

2019年8月12日～18日に渡って配信されたインターネット番組「REALITYFESTIVAL3」にて、Minecraft内で建築物のクオリティを競うVtuberチーム対抗戦「建築王チーム対抗マイクラコンテスト」が開催された。主な参加者は次の通りである。

各チーム毎に助っ人Vtuber最大10名と事前に選抜された一般参加者3名（サポーター）を加え、13日20:00～17日23:59の期間中であれば自チームのエリアにいつでも建築可能という条件で成果を競い合うルールとなっていた。また各チームが日替わりで作業の様子を実況する公式配信もあり、チームホロライブは2日目20時からの予定であった。

イベント初日、建築期間の20時に入り各チームが作業を始める中、チームホロライブだけはサポーター1名しかサーバーにログインしていなかった。方針や要望の伝達も行われていなかったことをサポーター本人が当時twitter上で発信しており、結果としてメンバーを待ちながらサポーター単独で整地を行うことになった。21:30頃もう一人のサポーターが合流したものの、結局チームホロライブのメンバーが参加することはなく、一般参加者のみでの地道な作業は深夜にまで及んだ。

この様子が分かる記録映像として、建築王公式による定点放送が残されている。全チームの作業の推移を上空視点で比較することができ、チームホロライブだけが整地に終始していた初日の動きを確認できる。

• 各チームの進捗を定点放送！（建築王-チーム対抗マイクラコンテスト-/REALITY）

なお当時チームホロライブのメンバーはそれぞれ自身のチャンネルで建築王とは無関係な配信を行っていた。その内容は概ね以下の通りである。

また2日目に行われたチームホロライブの建築王公式実況配信において「全員一緒にスタートするために白上フブキが別イベントに出演する初日は参加しなかった」という経緯が説明されたことで、初日の不参加は規定事項であったことが明かされた。初日に不参加であったこと自体にルール上の問題は無いものの、一般参加者および建築王公式への連絡を怠り長時間に渡って放置する結果となった件に対して、一部リスナーからは批判の声が挙がっている。

なお問題とされたのは初日の動きであり、2日目以降は通常通り建築に参加していたことを注記しておく。建築王公式Youtubeアカウントが非公式のものも含めた建築王配信リストを公開しており、チームホロライブの2日目以降の動向を確認することができる。

赤十字マーク使用問題

2020年8月28日に白上フブキのチャンネルで配信された「【#バカタレ共3D】第一次バカタレ共和国３Ｄ【ホロライブ/白上フブキ/不知火フレア/角巻わため】」において、出演者が使用・装着する小物類を次々と切り替えながら着脱される演出があった。その小物類の中に白地に赤十字のマークが入っているデザインの帽子が確認され、配信の一部でその帽子を身に着けていた。

日本では赤十字社など定められた組織以外がこのマークを使用することは国際条約である「ジュネーヴ条約」及び日本の法律である「赤十字の標章及び名称等の使用の制限に関する法律」で厳格に禁止されている。

紛争地域等で「赤十字マーク」を掲げている病院や救護員などには、絶対に攻撃を加えてはならないと国際法や国内法で厳格に定められています。　(中略)
また赤十字マークは、病院や医療を象徴するマークだと思っている方も少なくないようですが、このようにとても大切な意味をもつマークであり、その使用については赤十字社と法律等に基づいて認められている組織に限られています。もちろん、一般の病院や医薬品などに使用することは禁止されています。

-日本赤十字社『赤十字マークの意味と約束事』より引用

　　参考：日本赤十字社『赤十字マークの使用について』

なお、上記動画のアーカイブについては放送直後に非公開化され、後に赤十字マーク使用部分をカット編集して再公開された。赤十字マークを使用したことと非公開の理由については2021年6月25日現在運営、出演者共に言及していない。

ホロライブ5期生魔乃アロエ問題

2020年8月17日、魔乃アロエが「大事なお知らせ。」というタイトルの配信を行った。
内容は下記の通りである。

配信内容を受けて、

• 魔乃アロエがLive2Dのテスト配信に使用したプラットフォームはTwitCastingだったが、YouTubeには限定公開動画(URLを知っている人間だけがアクセス可能な動画)といった機能が存在しており、機密情報保持などの観点から何故自身の私的なTwitCastingで配信したのか？
  
  
• マネージャーが許可したならばマネージャーにも責任があるのではないか？

といった指摘や意見が出た。

その約2週間後の2020年8月31日、カバー株式会社から「魔乃アロエ」卒業に関するお知らせが発表された。卒業の理由としては精神面や体調面で活動の継続が厳しいとのことだった。
声明文中に「弊社Live2Dの機密情報漏洩における謝罪の上」とあるが、配信を許可した自社マネージャーの処分に関しては一切触れていない。
また、2020年5月25日の声明があったにも関わらず、魔乃アロエの身辺が特定されたことやその被害について、カバー株式会社の対応は発表されていない。

卒業が発表されたのち、魔乃アロエの投稿したツイートおよびYouTubeにアップロードされた動画は全て削除された。

当該ライバーは私的なTwitCastingアカウント上で、デビュー以前に同業他社に関する風説の流布を行っている。これに対しカバー株式会社及び本人からの一切の言及はなく、その点においても問題視されている。

「誹謗中傷行為に関する通報窓口」の記載に関する問題

2020年9月8日、カバー株式会社は「弊社所属タレントに対する迷惑行為・誹謗中傷への対応について」とする文章を発表。所属タレントへの誹謗中傷を対応する通報窓口設置を報告した。

だが、カバー株式会社のトップページから通報窓口にリンクしておらずカバー公式のツイッターからしか行けない事や、通報で受け付けた電話番号やメールアドレスといった個人情報の利用目的、収集内容がプライバシーポリシーに書かれておらず個人情報保護法第18条1～3項に違反しているのではないかとの指摘が上がった。

個人情報保護法第18条
1　個人情報取扱事業者は、個人情報を取得した場合は、あらかじめその利用目的を公表している場合を除き、速やかに、その利用目的を、本人に通知し、又は公表しなければならない。
2　個人情報取扱事業者は、前項の規定にかかわらず、本人との間で契約を締結することに伴って契約書その他の書面（電磁的記録を含む。以下この項において同じ。）に記載された当該本人の個人情報を取得する場合その他本人から直接書面に記載された当該本人の個人情報を取得する場合は、あらかじめ、本人に対し、その利用目的を明示しなければならない。ただし、人の生命、身体又は財産の保護のために緊急に必要がある場合は、この限りでない。
3　個人情報取扱事業者は、利用目的を変更した場合は、変更された利用目的について、本人に通知し、又は公表しなければならない。

情報の利用と開示
当社は、当社サービスを通じて収集した個人情報を以下の目的のために利用します。

・利用者ひとり一人の利用状況や趣味嗜好に適合したサービスや広告を提供、表示するため。
・利用者の興味を知り新規サービスを開発するため。
・プレゼント企画で当選した場合に、その商品を配送するため。
・サイト運営上必要な告知を利用者に対して行うため
・統計分析の為

-カバー株式会社プライバシーポリシーより抜粋

翌日の9月9日、先述した「誹謗中傷行為に対する通報窓口」に「送信いただいた個人情報は、通報に対する調査、詳細確認、ご返答（なお、ご返答を確約するものではございません。）の目的で利用させていただきます。」とする一文が追加された。(2020/9/9改訂前→魚拓)

2021年6月25日現在、この件に関してカバー株式会社から公式声明は出ていない。

また、プライバシーポリシーについても制定日、改定日の記載がなく、文面から過去の同社のプライバシーポリシーのまま運用されているのではないかとの指摘も出ている。

bilibiliにおける配信権限剝奪に関連する公式声明問題

2020年9月24日、赤井はあとが配信「緊急会議！はあちゃまのプロヂュース作戦！【ホロライブ/赤井はあと】」(現在非公開)内においてYoutubeのチャンネルアナリティクスを読み上げ、その中で日本、アメリカと共に台湾の名前をあげ、bilibiliの生放送権限を剝奪された。

翌日、桐生ココが配信「あさココLIVE 9/25 #asacoco」(現在修正済み)内においてYoutubeのチャンネルアナリティクスを開示したうえで、上位の国として画面上に台湾という単語を表示しこちらもbilibili生放送権限が剝奪された。
2人の配信がbilibili動画でミラー配信された後に中国リスナーから大きく批判を呼び問題視された。
直後の桐生ココの配信では待機枠のコメント欄が荒れてメンバー限定チャットになった。配信中にはその理由を明らかにしなかったが、翌日の配信で彼女はメンバー限定チャットにした理由を「愛のないコメントが多いため」と話した。

9月27日、カバー株式会社は「弊社所属タレントの配信内の一部言動に対する問題につきまして」という声明を日本語と英語で発表し、謝罪及び二人の3週間のタレント活動自粛を発表し、問題を起こした二人も会社の声明ツイートを引用する形でTwitterで謝罪した。

一方でbilibiliにおける中国語(簡体字)の公式声明は日本向けと違う「中国の主権と領土保全を尊重する」「『一つの中国』の原則を支持する」という過度の政治的内容が含まれるものであった。
これは日中共同宣言並びに日中平和友好条約の日本政府の立場より中国寄りの立場を鮮明にしたものであり、各所に波紋を呼んだ。

この騒動及び声明はニュースサイトや台湾のニュース、中国共産党の機関紙や系列新聞社に取り上げられる、中国企業のmiHoYoのゲーム「原神」では桐生ココの中国語名「桐生可可」が使用できなくなる(検証記事)など大きなものとなった。
一方、中国国内では桐生ココに対して、ホロライブで四度目となる中国の問題に対しての敏感な行動、中国で人気のホロライブメンバーの湊あくあのメンバー限定配信が彼女が原因で中止となったこと、前日の赤井はあとの発言があったにも関わらず問題を引き起こしたと認識され、彼女の引退か、さもなくばホロライブの中国市場からの撤退を望む声が高まっていた。
またTwitterを中心に主に彼女を標的とした誹謗中傷や演者を晒す行為やYouTubeの彼女の配信中への荒らしコメントも相次ぐようになった。

9月30日、カバー株式会社は「9月27日（日）に公表した公式声明における経緯説明と今後の弊社方針につきまして」として中国向け声明と日本向け声明の間に齟齬があったことを認め、公式声明の経緯を日本語・英語・中国語(簡体字)で発表し反省の意を表した。同時にコンプライアンス委員会の設置や谷郷代表取締役社長への厳重注意処分、彼の役員報酬の自主返納などを発表した。
しかしこの声明に対し、

• 過度の政治的内容主張に対する真意表明が無い
  
  
• これまでの諸問題があったにも関わらず未だコンプライアンス委員会を設置していなかった点
  
  
• 公式声明作成時の杜撰さや再発防止策の不明瞭さや具体性のなさ
  
  
• 自主返納の額や割合が不明
  
  
• 文責が誰なのか

といった指摘も上がった。

同日、カバー公式Twitter及びホロライブ英語圏向けTwitterにて、炎上予防のためのNGワード設置と仮に繊細な発言をしたとしてもそれには政治的・社会的意図がないと発表した。

10月1日、JPAC(対中政策に関する国会議員連盟)においてホロライブが取り上げられる。

10月18日、カバー公式Twitterにて活動自粛中の2名を予定通り19日より復帰すると発表。並びに今回の事態に至った説明と進行中の対策及び先月30日に決議したコンプライアンス委員会の発足を発表した。

それに対して、中国では自分たちの要求を受け入れなかったカバーに反発する声があがり、ミラー配信を行っていた字幕組は次々と解散している。bilibili動画のホロライブメンバーの登録者数はホロライブチャイナメンバーを除いて軒並み大きく減少した。

翌日、赤井はあとと桐生ココの両名は予定通りに復帰し、赤井はあとは改めて謝罪を、桐生ココは後悔と意気込みを語った。

赤井はあとは同日午後7時の配信「た　だ　い　ま【ホロライブ/赤井はあと】」で今回の騒動の経緯を話した上で謝罪を行ったが、桐生ココは同日午前6時の配信「あさココLIVE 10/19 #asacoco」で配信中に配信コメントに似せた偽コメントを爆破する演出を入れる、配信の終盤に「If you hated it... FUCK U and never come back」という一文を表示した。また配信中に今回の騒動に対する謝罪は無かった。

マインクラフト職業問題発言

2020年10月2日、獅白ぼたんの配信「【マイクラ】ビルジング完成に向けて建築を開始する回【獅白ぼたん/ホロライブ】」及び雪花ラミィの配信「【Minecraft】ねぽらぼビル建設！仮土台を作ります【雪花ラミィ/ホロライブ】(現在非公開)」にて、ゲームのチャットで架空の会社について湊あくあと5期生3人(雪花ラミィ、獅白ぼたん、尾丸ポルカ)が会話していたが、会社に20年勤続している人物が清掃員という設定を聞かされた5期生3人が、その職業に就いている人を貶めていると捉えかねない発言を行った。以下がその流れである。

これを見た視聴者から職業差別ではないかとの声があがり、著名人がこの発言に触れるなど拡散した。翌日に雪花ラミィ、獅白ぼたん、尾丸ポルカの三人がそれぞれのTwitterで謝罪した。

ただこれらの謝罪にも、謝罪に至る経緯が無い事やどの発言に対し謝罪しているのか、尾丸ポルカの「意図せず誤解を生むような表現」とはどういう意味なのか指摘する声が上がった。また尾丸ポルカが謝罪ツイートをした当日に前日の発言に対する一切の謝罪もなく配信した事にも疑問の声が上がっている。

がうるぐらエモートトレパク問題

2020年10月14日、がうるぐらの配信「[ASK GURA!] LET'S CHAT! NEW EMOTES! #GAWRGURA #HololiveEnglish　(現在修正済み)」で発表されたYouTubeメンバーシップ用の新しいエモートが他者のエモートのトレパクではないかとの指摘の声が上がった。
このエモートは彼女の自作ではなく、ツイッターでファンが彼女に贈呈したもの(画像)だったが、そのエモートはトレース元とされる絵の構図に大きく酷似したものであった。(比較ツイート)

翌日、彼女は彼女のTwittterで謝罪。トレパクを知った段階でエモートを即削除し、このようなトレパク行為を承認・推奨するものではないと理解を求め、発表した配信のアーカイブを編集し再アップロードする事と今後一層注意を払うと約束した。
その後、当該の配信アーカイブは約束通り編集され、配信タイトルも変更されている。またホロライブ及びカバー運営からはこの問題について何ら一切の発表はされていない。

日清食品カレーメシコラボ楽曲問題

2020年10月10日から18日にかけホロライブは日清食品のカレーメシとコラボし、デジタル実演販売や大空スバル・湊あくあ・兎田ぺこらのカレーメシコラボユニット「スパイスラブ」の無料ライブ配信などを行った。その内の一つに数量限定の「日清カレーメシホロライブ特別BOXセット」があり、その中には今コラボのオリジナルテーマ曲「カレーメシ・イン・ミラクル」のCDが同梱されていた。
同月11日、ホロライブ公式YouTubeチャンネルの【#ホロライブカレーメシWEEK】日清カレーメシ×ホロライブコラボレーションお披露目会【最後に重大発表！】にて、天の声の指示を受けた大空スバルが先述の同梱CDに「スパイスラブ」3人それぞれのソロバージョンが含まれていると発言した。

しかし11月初旬、届いた「日清カレーメシホロライブ特別BOXセット」の同梱CDに一つもソロバージョンがなかったという報告が複数人から上がり始めた。
11月中旬以降この問題に対してホロライブを運営するカバーから通知があったが、その対応が二転三転した。
12月初旬に購入者に対してソロバージョンのダウンロードページが出来たが、このページは検索エンジンのサイトでヒットし、3人のうち大空スバルのソロバージョンだけパスワードが設定されてはいなかった。
また購入者に対してソロバージョンのダウンロードページの通知が来ていなかった可能性も指摘されている。この問題発覚後検索エンジンに引っかからないよう該当URLが削除されパスワード設定がなされた。

その後、日清食品側から購入者に対して通知があり解決済みとなったが、ホロライブ、カバー運営、日清食品双方からこの問題に対して表立って公式声明はなされていない。

森美声ペルソナ3問題

2020年12月3日、森美声(モリカリオペ)の配信「【ATLUS, PLEASE LET ME PLAY PERSONA 3】please. #CallioP3 #hololiveEnglish #holoMyth」(現在非公開)にて、アトラスにペルソナ3を配信させてほしいと懇願するような配信を90分以上行い、100万円近くのスーパーチャットを得た。
Twitterではこの配信を受け彼女のリスナーが、彼女がペルソナ3を配信できるようにハッシュタグを付けて訴えかける運動が広まり、アトラスの日米それぞれの公式Twitterアカウントやツイートにも凸行為を行う者も現れ、複数のネットメディアにも取り上げられた(当該記事1、記事2)。
これに対し、企業所属のVTuberであるにも関わらず自身の影響力を利用してごね得しようとしているのではないか、企業間の信義則違反ではないか、過去ペルソナ5が抗議運動を受けアトラスが配信条件を緩和したことを念頭に置いて発言したのではないかとの指摘の声が上がっている。

森美声は配信中にリスナーに落ち着くように言いながらも、同日彼女のTwitterで以下の発言を行った。

またこの運動のハッシュタグ付きのツイート群をRTや「いいね」といった機能で自ら評価・拡散している。

一方でアトラスはこの運動に対し、彼女の願望は初めて耳にし、配信を拒絶しておらず、状況を調査中と回答している。

また配信直後に配信に使用したBGMがペルソナ3のOP「Burn my dread」を逆再生したものではないかとの指摘の声も上がった。(→検証ツイート)ペルソナ3は配信ガイドラインがなく許諾の取得が困難とされており、楽曲の無断使用の可能性が指摘されている。

この後該当配信は非公開化され、森美声及びホロライブ、カバー運営からはこの問題について何ら一切の発表はされていない。

ホロライブスタッフによるモデレーター誤登録問題

2021年2月5日19時56分、桐生ココが彼女の公式Twitterにて以下のツイートをした。

そして同日20:00からの配信「BAR COCO~ココママのだらしゃべ相談室~」にて開始から5分後に、「自身の配信に来るスパムや悪質なBOTなどの荒らしを自分でIDを抽出したので、スタッフにそのIDのNG登録をするよう頼んだが、それらのIDを全てモデレーター^[12]に登録してしまったため、一時的に大量の荒らしがモデレーターになってしまっている。それにとても怒っていて上とその件について話している。」「ファンをブロックしたりできる状態で、ファンの方のツイートを見て初めてこの状態に気づいた。」「この事態によって何もしてないのにBANされたファンがいる可能性が高い。」「一番悪いのは荒らしで運営もわざとやったのではないと分かるが、これはちょっとマズイのではないか」「もしモデレーターによりコメントが非表示にされた人がいるなら、カバーからこの件のツイートがあるので拡散して、そこに問い合わせのURLがあるのでそこから問い合わせてほしい」「悲しくて運営にアンチがいるのかと思った。」「誰にでも失敗はあるのでいいが、これ深刻かなと思って、応援してくれたファンに不快な思いをさせてしまって申し訳ない。」と日本語と英語で説明した。
また配信中に、荒らしが運営に問い合わせる事で非表示を解除する可能性に気付き、その可能性の排除を運営に頼んだ。

同日20:14、ホロライブ公式ツイッターにて「桐生ココのチャンネルで手違いで誤ブロックされた可能性があった。」と手違いで誤登録した可能性があると説明し、「ブロックされた場合は(このツイートに貼り付けてある)問い合わせフォームより連絡するよう」ツイートした。

2月6日3:01、桐生ココがツイッターで今回の事態を改めて説明し、「配信中にコメントが非表示やブロックされている人は、自分がRTしたカバーの問い合わせか自分へリプライしてほしい」と発言した。

それから一週間後の2月12日22:42、桐生ココの公式ツイッターで、「誤BANされた人が書き込めるようになってきており、運営に報告するより早いので自分が手作業で直す。まだBANの可能性があるURLがあれば教えてほしい」と日本語と英語で発言しており、この件に対しホロライブ運営に速やかな対応を求めたり、荒らしの非表示の解除を防ぐよう求める声が上がっている。

ただホロライブ運営からは最初のツイートの後、この件に対する説明や進捗報告は一切出ていない。

関連動画

関連リンク

• Cover中国负责人石事件(萌娘百科) …　ホロライブ中国責任者を巡る一連の問題に関する詳細が記された中国のサイト
• Hololive与中方对接人员 石先生 部分言行及相关资料整理(Github) …　ホロライブ中国責任者を巡る一連の問題に関する一次ソースを集積したサイト、全編中国語(簡体字)

関連項目

• ホロライブ
• ホロスターズ
• カバー株式会社
• ホロライブ無許諾配信問題

脚注

1. *当記事よりも先に作成され、編集が進んでいた
2. *ネームプレートが該当人物のtwitterアイコンに使用されている
3. *カバー株式会社CEO
4. *SME(ソニー・ミュージックエンタテインメント)によるもの
5. *Youtubeで言うところのアーカイブ
6. *アーカイブの配信日時は5/31となっているが実際には6/1の13時から行われたもの
7. *のちに事実と判明
8. *google関連コミュニティで一定の貢献を認められたユーザー
9. *常にtwitterプロフィールの最上部に表示するツイート
10. *より正確にはメタタグの一種であるメタキーワード
11. *高熱を伴う風邪により約一週間配信を休んでいた
12. *チャンネルでのコメント管理や生配信でお知らせを定期的に行えるチャンネルの共同管理者ともいえる役割

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