佐々きみ菜　てのあと

primitive sense art 2019
Trees return with water
performance: fire is born

ai gallery 企画展 SACCADE
material research

トオカマクシリーズ

後藤佑介佐々きみ菜　二人展　「もののめ」
トオカマクシリーズ

primitive sense art 2017
material：cedar leaf of shrine

フリーペーパーあまがさmagazine No.16 にてインタビュー記事を書いていただきました。
胎内回帰シリーズの作品を一つずつお話させていただき、良い振り返りの機会になりました。
お声がけ下さったエルムさん、ありがとうございました。

つくることについて

正解のない　問いに　向き合うことは　とてもむずかしい　と思います。

素材を見つめること　が　好きで
つくること　が　好きで
私は　最終的には　自分を救うために　手を動かしているけれど、
それが誰かの回復に繋がるものになれば、ちょっとだけ、嬉しいかもしれません。
それくらいのものであればいいなと思います。

祈りや
生と死
あなたや　わたしの　毎日があって
生活があって
つくることができると思っているし、
そんな当たり前の毎日を大切に思いながら、つくりたいと思っています。

ずっとずっと前から　わたしの知らない、わたしのご先祖さまたちが毎日を繋いできて
いまここにわたしのいのち　があって
いのちが続くだけで喜んでくれる人もいる。
それだけでも、恵まれていると思います。
でもそれも　明日で終わるかもしれない。
わたしはいつどんな死を迎えるのか、
それは神さまとよばれる　大きな存在にも　わからないかもしれない。

明日いのちがおわっても、後悔がなるべく少なくすむように
素材を見て　触れて　手を動かして
時間がかかっても　ゆっくりでもいいから　向き合って
つくりたい。
できるだけ　しんけんに　今　できることを　しておきたいです。

ステートメント　の　ようなもの
2018.10.15
佐々きみ菜