明日に向けて

福島原発事故・・・ゆっくりと、長く、大量に続く放射能漏れの中で、私たちはいかに生きればよいのか。共に考えましょう。

明日に向けて(2114)原発を止めよう!原発から命を守るムーブメントを広げよう!ー11月27日(土)関西集会へ

2021年11月12日 12時00分00秒 | 明日に向けて(2101~2200)

守田です(20211112 12:00)

今回は「原発・核燃からの撤退を2021 秋の関西集会」(11月27日土曜日13時40分より、エルおおさか開催)へのお誘いを掲載します!



原発と新自由主義への抵抗を強めよう

総選挙を越えて、今こそ私たちは、原発と新自由主義に抵抗する運動を新たに強めていきましょう!
そもそも原発と新自由主義が密接に絡まっていることを知って下さい。
なぜ福島原発事故で、原発の持つはかりしれない危険性が社会的に明らかになったのに、自公政権は原発を止めようとしないのか。

答えは単純です。事故で多くの人が酷い目にあっても、一部の人々が儲かれば良いと思っているからです。
これはそもそも、現代経済学主流派の新古典派のパラダイムです。
「成長」と言っても常に富の総量だけを問題にし、分配のあり方を問わない。富の総量が倍になっても、その大半を一部の人々が独占することが許された体系なのです。

新自由主義は貧富の格差の拡大をより強く肯定したもの。富の分配の不公平をせめても是正しようとする仕組みをどんどん解除してきました。
それどころか、あくどい儲けを止めようする法的規制も、「緩和」の名のもとにどんどん解除してきたのです。このため危険な原発をも放置して運転させている。すべて一部の人々のお金儲けのためです。
かつてこうした仕組みのもとに起こったのが水俣病でした。いまその仕組みが他のあらゆる領域で拡がっています。だからこそ原発と新自由主義、そして資本主義を止めなくては。


総裁選に向けて新自由主義からの転換をアピールする岸田氏 ANNニュースより
しかし危険な原発の運転強行こそ新自由主義的害悪の象徴だ


原子力防災を進めよう!

そのためにお誘いしたいのが「原発・核燃からの撤退を2021 秋の関西集会」です。
主催は「脱原発政策実現ネットワーク関西・福井ブロック」のみなさん。僕もお招きを受けて、第2部の「原子力災害を考える」の場で講演させていただきます。
尊敬する上岡直見さん(環境経済研究所代表、法政大学講師)の後に「原発災害からのいのちの守り方」のタイトルでお話します。

もともと「関西・福井ブロック」のみなさんの、大阪での会議に、ストップ・ザ・もんじゅの池島芙紀子さんのお招きで参加し、原子力防災についてお話させていただきました。
長いこと、原発を止めるために誰よりも奮闘されてきたみなさんが、「もっと原子力防災に取り組もう」と招いた下さったのです。
当日、心を込めてお話したところ、11月27日のメイン講演へと推薦していただき、エルおおさかでもお話することになりました。大変、光栄です。

原発の危険性は元福井地裁裁判長の樋口英明さんが鮮明に明らかにされています。
何せ各原発とも耐震性が弱すぎるのです。これはまだそれぞれの地域の震度が正確に測れなかった頃に原発が作られてしまったからです。
今になってみると、実際に各地で起こっている地震と比べて、原発の耐震性は一桁小さい!だから大地震でなく、通常の地震でも壊れてしまいます。

これに備えるために、原子力防災は絶対に必要です。
原子力防災は、原発を止めることとはワンクッションおいたもの。防災を突き詰めれば原発を止めるのが一番ですが、原発が動いていたらものすごく危険だし、止まったあとも核燃料が危険なので、だから「備えよう」というものです。
だからこの領域では、原発への賛否を横において話ができます。そのため多くの地域で保守の方たちと手を携えた防災が進んでいます。この点もとても大きい。ぜひ原発からの命の守り方を学んで、大きく広げて下さい。


チラシ裏面に掲載された現実の地震動と原発の耐震性 伊方原発広島裁判パンフレットより


エルおおさか南ホールへ! 27日(土)13時40分開演

以下、集会案内を貼り付けます!ぜひご参加下さい。

原発・核燃からの撤退を2021 秋の関西集会
日 時:2021年11月27日(土)13:20開場 13:40開演
場 所:エルおおさか南ホール
    〒540-0031 大阪府大阪市中央区北浜東3-14
    京阪本線・地下鉄谷町線「天満橋駅」より徒歩5分
    京阪本線・地下鉄堺筋線「北浜駅」より徒歩8分
    地図→https://tinyurl.com/z8c72e48
内 容:
 第1部「原発・核燃の過酷事故」
  ・再処理工場の事故…映画「カタストロフィ」より第4章
  ・若狭の原発群の事故…石地優さん
 第2部「原子力災害を考える」
   講演1 上岡直見さん(環境経済研究所代表、法政大学講師)
      「住民を守らない政府・自治体の原子力防災体制」
   講演2 守田敏也さん(市民環境研究所理事、フリーライター)
      「原発災害からのいのちの守り方」
 第3部:ヨウ素剤の配布と避難計画 各地の報告と全体討論
     福井…石地優さん
     箕面…増田京子さん
     丹波篠山…守田敏也さん
     枚方他…池島芙紀子さん
参加費:一般 1000円 避難者/障がい者/学生 700円

主 催:脱原発政策実現ネットワーク関西・福井ブロック
共 催:大阪平和人権センター
    原発反対福井県民会議
協 賛:「しないさせない」戦争協力関西ネットワーク
    緑の大阪
連絡先:ストップ・ザ・もんじゅ
    tel:072-843-1904
    fax:072-843-6807

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原発の危険性の暴露、新自由主義の批判的研究のためのカンパを訴えます。とくに今月は冒頭に広島、岡山を駆け巡りました。ぜひ取材を支えてください。以下からお願いします。
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