製品概要
❑製品名:BreezaACCESS VL
❑製品概要:BreezaACCESS VLは、「ブロードバンド・ゼロ地域脱出計画」へのベスト
ソリューションを提供致します。
採算性の問題による通信事業者によるブロードバンドサービスの無い
地域でのメディアの緊急整備が必要です。
地域全域へのFTTH整備には、時間と多額の予算が必要です。5GHz帯
を使用するFWAシステムBreezeACCESS VLでは、少ない予算で短期間
で「ブロードバンド・ゼロ地域」から脱出する事が可能です。
特長
❑特長
1)高利得指向性アンテナ使用と高性能受信感度
BreezeACCESS VLシステムは、高利得指向性アンテナと低ノイズ受信アンプ採
用により、基地局と加入者局間が、1Km以上の長距離型FWAシステムを実現し
ています。広域な地方都市であっても少ない基地局の建設で広域をカバーする
事が可能です。
2)全天候型ハードウェア
屋外ユニットは、-40°〜+55°防水型ハードウェアで特別なエンクロージャーを
必要としません。
3)自動パワーコントロール(ATPC)
加入者局毎に出力電力の調整は不要です。基地局による受信信号強度により
最小の出力に制御を行い、他システムへの混信を防止します。また、設置時に
パワーメーター等の外部測定器を必要としません。
4)QoS
BreezeACCESS VLは、QoS機能を装備しており無線リンク(加入者)毎にまた、上り/下り毎にCIR
値及びMIR値の設定が出来ます。これら機能を利用してPTMPアプリケーション
において、特別な無線リンクに対して他の無線リンクより高いCIR値を設定し、
トランク(中継)回線とする事が出来ます。従来、これらトランク回線用としては、
「18GHz帯」利用が一般でしたが、BreezeACCESS VL利用では、降雨等の環境
による影響を考慮したり高額の予算を取得する必要が有りません。
5)リモートマネージメント
無線リンク経由にてソフトウェアのアップグレードを始め、リモートユニットマネー
ジメントが可能です。マネージメントは、標準的なHP OpenViewに加え、通常の
ノートPCを使用した簡易型マネージメントも可能です。
ネットワーク図・事例図
仕様
機 能 | 仕 様 | 無
線
モ
デ
ム
部 | 周波数帯(GHz) | 4.900〜5.000、5.030〜5.091 | 中心周波数(MHz) | 20MHzシステム:4920、4940、4960、4980、5040、5060、5080 10MHzシステム:4915、4920、4925、4935、4940、4945、5040、5045、5055 | 動作モード | TDD(Time Division Duplex)時分割複信 | 無線アクセス方式 | CSMA/CA | チャネルバンド幅 | 10/20MHzシステム対応 | 出力電力 | AU:31.6mW | 10MHzシステム:15.8mW/MHz 20MHzシステム:7.1mW/MHz | SU:15.8mW | 10MHzシステム:7.9mW/MHz 20MHzシステム:3.5mW/MHz
| 自動送信電力コントロール(ATPC) |
| 変調方式 | OFDM、アダプティブモジュレーション(自動):BPSK、QPSK、16QAM、64QAM | グロスビットレート (Mbps) | アダプティブマルチレート(自動):6、9、12、18、24、36、48、54 | 受信感度 (アンテナポート) | Modem速度 : 9Mbps 12 18 24 36 48 54 受信感度 : -89dBm -86 -84 -81 -77 -73 -71 最小SNR : 6dB 7 9 14 18 22 23 | 最良基地選択 | 加入者局は、自動的にスキャンを行い最も通信状態の良い(S/N比の良い)基地局へ接続(オプション選択) | 最大加入者局数 | 512局/基地局(AU) | デ
|
タ
コ
ミ
ュ
ニ
ケ
|
シ
ョ
ン
部 | 標準・準拠 | IEEE802.3 CSMA/CD方式(Ethernet) | QoS | 加入者ユニット(SU)毎、上り/下り毎に IEEE 802.1p/ToS:CIR/MIR(リーキーバケットメカニズム) n X 128Kbpsステップにて設定可 | トラフィック | レイヤー2ブリッジング | VLANサポート | IEEE 802.1q、トランスペアレント、Tagging/Un-Tagging | セキュリティー | 基地局識別:ESSID 暗号化方式:TKIP 暗号化アルゴリズム:128bit WEP RC4、AES フィルタリング: プロトコル/全て、PPPoE、IPトラフィック アクセス/IPアドレス、MACアドレス(SUの接続制限) サービス/加入者局データポートへのアクセス制限 Tag情報に基づくフレームフィルタリング ブロードキャスト/DHCP、PPPoE、ARPブロードキャスト | リモートマネージメント | ワイヤーLAN経由、ワイヤレスリンク経由、Telnet、SNMPツール、(SNMPエージェント内蔵)、AlvariSTAR(SNMPベース、Unix/Win)BreezeCONFIG(無償アプリケーション)基地局停波機能(Ethernet経由)、加入者ユニット切離し機能 | データインタフェース | 10/100BaseT(AU、SU共) | RFインタフェース | AU:N型コネクター メス SU:ODUにアンテナ直結 | 内蔵保守機能 | リモートファームウェアダウンロード機能 受信信号強度表示機能(S/N比表示機能) レートカウンター その他 | 接続 | 屋内ユニット(IDU)〜屋外ユニット(ODU)間ケーブル:シールド型屋外用CAT.5ケーブル(SUには、コネクター及び20mケーブルが添付) | 動作温度 | 屋外ユニット:-40〜+55°(標準仕様:ヒーター内蔵) 屋内ユニット:0〜+40° | 動作湿度 | 屋外ユニット:5〜95%、無結露、全天候型 屋内ユニット:5〜95%、無結露 | 電源電圧 | シングルセクター日本モデル:100〜220VAC、50/60Hz | ア
ン
テ
ナ
部 | 基地局(AU) | パネルアンテナ 利得:最大15dBi ビームパターン:水平120°、垂直6.5°(ODUとセパレート型、仰角可変可) 周波数レンジ:4.9〜5.1GHz 偏波面:垂直 寸法:550 x 250 x 11 mm、1.5Kg コネクタ:N型メス 50オーム 同軸ケーブル:ANT〜ODU間0.5m/0.8dB損失 対風速(サバイバル):55m/秒 | 加入者局(SU) | パネルアンテナ 利得:最大20dBi ビームパターン:水平10.5°、垂直10.5° 周波数レンジ:4.9〜5.1GHz 偏波面:垂直 寸法:358 x 412 x 62 mm、2.2Kg(含むRF部) | 取付 | マストマウント方式(AU/SU共) 適合マスト:2〜4インチ AU:垂直/水平マスト、SU:垂直マスト | 各
種
標
準 | EMC | FCC part 15 class B CE EN 55022 class B 設備規則第49条の21第1項4号 | 安全基準 | UL 1950、EN 60950 電安法#3 | 避雷保護 | EN 61000-4-5、class 3(2KV) | 環境 | 動作: | ETS 300 019 part 2-3 class 3.2E(屋内ユニットIDU) ETS 300 019 part 2-4 class 4.1E(屋外ユニットODU) | 輸送: | ETS 300 019-2-2 class 2.3 | 保管: | ETS 300 019-2-1 class 1.2E |
| 無線 | FCC part 22、IEEE802.11a/j | 技術基準適合証明及び認証第19号の6及び8に適合 | 技術基準適合証明番号 | AU:201 RX 0521 5030 SU:201 TX 0521 5031 |
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導入事例
●(独)鉄道建設・運輸施設整備支援機構
26.455kmの長大トンネル向け無線ブロードバンドシステム